<アップデート方法とご注意>
■ Axe-Fxシリーズファームウェアのアップデートは、プリセットされている音質、コントローラーやモディファイヤー、スイッチやポート等の設定を変化させる場合がございます。
バックアップしたプリセットデータと旧バージョンのインストールを行うことで既存のプリセットに戻すことは可能ですが、Fractal Audio Systems社では常に最新バージョンの使用を推奨しており、旧バージョンはサポートの対象外となります。
バージョンアップは、プリセットを再エディットする為の十分な時間がある際に行うことをお薦めいたします。
プリセットデータと旧バージョンへのバックアップにつきましては、q@okada-web.comまでお問合せ下さい。
Axe-Fx II 、MFC-101 、FX8、AX8 ファームウェア・アップデート方法
1.Fractal Audio Systems ウェブサイトからのアップデート
Fractal Audio Systemsサポートページ (https://www.fractalaudio.com/ax8-downloads/)にアクセスし、最新ファームウェアをダウンロードします。
プロダクトページのFractal-Bot Utility (https://www.fractalaudio.com/fractal-bot)にアクセスし、アップデート・ユーティリティ”Fractal-Bot” をダウンロードします。(英語サイトです。)
正規品ユーザー様には、Fractal Audio Systems 社ウェブサイトでアップデートを行う為のFractal-Botオペレーションマニュアルをお送りします。
お名前、ご住所、製品名、製品のシリアルナンバー、お買上店名をq@okada-web.com迄、メールにてご請求下さい。
*Fractal-BotオペレーションマニュアルはPDFファイルです。
閲覧には別途Adobe Readerが必要になります。
Adobe Reader は下記サイトから無償でダウンロードを行えます。
http://get.adobe.com/jp/reader/
2.弊社サービスセンターでのアップデート
正規品に限り無償バージョンアップサービスのご提供を行なっております。
Fractal Audio Systems 製品取扱店にご用命いただくか、下記の弊社住所まで直接お送り下さい。
直送される場合はq@okada-web.com迄、お知らせ下さい。
なお、 往復の送料はお客様負担とさせて頂きます事予めご了承お願いします。
送付先 〒231-0821 神奈川県横浜市中区本牧原 10-5 大遠ビル B1
株式会社オカダインターナショナルカスタマーサービスセンター
TEL:045-211-4085 / FAX:045-211-4086
バージョン情報
AX8 Firmware 10.00-10.01
ファームウェアv10.00にはAxe-Fx IIIの “Ares” モデリングの一部が組み込まれています。
- 一部プリセットでのCPUの使用方法を改善しました。
- AX8-Editとの接続の安定性を改善しました。
アンプモデルの追加
- C45スイッチをオンにした2018 Friedman BE100のHBEチャンネルをベースにしたアンプモデル “Friedman 18 C45” を追加しました。
バグフィックス
- モディファイアーを介してアンプブロックのSATスイッチをコントロールできない不具合を解消しました。
- 一部のアンプモデルが誤った初期プリアンプ値を読み込む不具合を解消しました。
AX8 Firmware 9.04
アンプブロックの改良
- スピーカーとパワーアンプの相互作用を改善することで、よりリアルでダイナミックなレスポンスを実現しました。
- “CF HARDNESS”(ADVページ) の初期設定値をより実測値に近い0.75に変更しました。
AX8 Firmware 9.03
アンプブロックの改良
- パワーアンプモデリングを改良しました。
- パワーアンプモデリングをオフにした場合、AMPブロックの”PRESENCE”コントロールが無効になるように改良しました。
バグフィックス
- MULTI DELAYブロックで、RHYTHM TAPタイプにディレイタイムを登録する場合に発生したバグを解消しました。
AX8 Firmware 9.02
アンプブロックの改良
- アンプブロックのMotor Drive 、Transformer Grindアルゴリズムをパワーアンプと仮想スピーカーの相互作用をシミュレートするSpeaker Compressionアルゴリズムに変更しました。”PWR DYN”ページの”SPKR COMP”パラメーターは、仮想スピーカーのコンプレッション効果をコントロールし、アンプブロックをリセットした場合の初期設定値は3.0です(パラメーター値はアンプモデルを変更してもリセットされません)。 Axe-Fx IIをチューブパワーアンプとギター用スピーカーキャビネットに接続する場合には0.0が推奨値となります。”SPKR COMP”ノブを選択すると、コンプレッション効果をモニターできるゲイン リダクションメーターが表示されます。一般的なギタースピーカーのコンプレッション値は3〜6dBですが、ユニット構成、使用年数、音量等によって値は変動します。プレゼンス、デプスコントロールと同じく、マスターボリュームの設定はスピーカー コンプレッション アルゴリズムに大きく影響を与えます。マスターボリュームを高く設定した場合、仮想スピーカーのコンプレッション効果はより深くなります。
エフェクトブロックの改良
- ディレイモデル “DELUXE MIND GUY”、”MONO BBD”、”STEREO BBD”を改良しました。
ドライブモデルの追加
- Darkglass B7Kをベースにしたドライブモデル “BLACKGLASS7K”を追加しました。Darkglass B7Kの低周波数音域を変化させるGruntスイッチは、LOW CUTで代用することができます。また、Attackスイッチは入力回路のシェルビングフィルターをコントロールするのでTONEで代用することできます。
その他の改良
- ほとんど全てのプリセット上で、全体的なパフォーマンスが2-3%向上しました。
バグフィックス
- ピッチシフトブロックの”LEARN”パラメーターにモディファイヤーが設定されていた場合、LEARN機能が動作しない不具合を解消しました。
- 少数のユニットに発生したプリセット保存に関する不具合を修正しました。
AX8 Firmware 8.02
アンプブロックの改良
- アンプモデリングの明瞭度を改善し、マスターボリュームが装備されてないアンプモデル、もしくはマスターボリュームを高めに設定した状態でのサウンドがより”オープン”になりました。
- 多くのアンプモデルで、新しい測定技術によるバイアス設定の改良を行いました。 既存のプリセットは自動的にアップデートされます。
- ユーザーフィードバックを反映して、アンプブロック”SPEAKER DRIVE”の初期設定値をゼロに変更しました。
- アンプモデル BRIT BROWNのゲインを12dB増加させました。
- カーク・ハメット氏のリクエストに応え、アンプブロックのアウトプットコンプレッションが (“OUTPUT COMPから”COMP”に名称変更)モディファイヤーに対応しました。
アンプモデルの追加
- Fender Eric Clapton Vibro-Champをベースにしたアンプモデル”5F1 TWEED EC”を追加しました。
キャビネットモデルの追加
- キャビネットモデルが追加されました。 これらのキャビネットモデルは、Celestionが発表したワールドクラスIRデータの一部です。 フルバージョンのIRパッケージはCelestion社のウェブサイトで購入できます。
エフェクトブロックの改良
- コンプレッサーブロックの全タイプがFILTERとEMPH (Emphasis)パラメーターに対応しました。これらのパラメーターはコンプレッサーの検知信号をフィルタリングします。FILTERはローカットフィルター、EMPHは高音域を強調することで、コンプレッサータイプを異なるイメージへと変化させます。
バグフィックス
- ”TRANSFORMER DRIVE”パラメーターの初期設定値がゼロに設定されているアンプモデルに発生しやすい量子化ノイズを改善しました。
- アンプブロック “PREAMP HARDNESS”が設定値に固定されない不具合を解消しました。
- 初期のファームウェアでセーブされたユーザーキャビネットデータを新しいファームウェアでリコールした時に発生する不具合を解消しました。
- アンプブロックのアウトプットトランスフォーマーモデリングに発生していた高音域を僅かに減衰させるマイナーなバグを修正しました。結果としてよりクリーンでチャイムのようなトーンとなりました。
- アンプモデル “CIRRUS RV50” の不具合を修正しました。
- AX8には不必要なフランジャーブロックの”DRY DELAY”パラメーターを削除しました。
- コントローラーを”DIFFUSION”パラメーターにアサインした場合に発生する不具合を修正しました。
AX8 Firmware 7.02
アンプブロックの改良
- モータードライブ アルゴリズムが使用可能になりました。このアルゴリズムはスピーカーユニットの駆動により発生するコンプレッション効果をより正確に再現するパラメーターをアンプブロックとキャビネットブロックの双方に追加しました。
- アンプブロックのアウトプットコンプレッサーを改良しました。 新しいアルゴリズムは出力レベルの変化に、素早く音楽的に反応します。 既存のプリセットは必要に応じてパラメーターの再設定を行ってください。ゲインリダクションメーターは、メイクアップゲイン(コンプレッションで減衰した出力レベルの補正)を含むトータルゲインのモニタリングが可能になりました。
エフェクトブロックの改良
- マルチディレイブロックのBAND DELAY、QUAD-SERIES、PLEX DELAY、PLEX DETUNE、PLEX SHIFTに“INPUT DIFFUSION”パラメーターを追加しました。
バグフィックス
- コンプレッサーブロックのOPTICALとPEDALタイプの出力レベルがSTUDIO COMPのRATIOパラメーターにより変化する不具合を修正しました。 これらのコンプレッサータイプを使用した既存のプリセットは出力レベルのご確認を行ってください。OPTICALタイプコンプレッサーの切替時に若干レベルが下がる不具合を解消しました。
AX8 Firmware 7.00 – 7.01
AX8ファームウェア Quantum 7.00 – 7.01は、コア アルゴリズムがアップデートされました。
既存プリセットはアンプブロックのリセットをご推奨致します。
アンプブロックのリセットは、現在選択しているアンプモデルを別のモデルに変更した後、同じアンプを再度選択することで行えます。
アンプモデル・ドライブモデルの追加
- アンプモデル “SPKR DRV”の初期設定値を0.5に変更しました。 アンプモデルを選択すると”SPKR DRV”は0.5に設定されます。 この値はスピーカーの破損につながる最小値に相応します。必要に応じて理想とするサウンドに再設定してください。 Axe-Fx IIにパワーアンプとスピーカーキャビネットを接続している場合には、リアルスピーカーが発生するディストーションを考慮して”SPKR DRV”をより低い値に設定してください。
- アンプモデル “BLUDOJAI CLEAN” のPRE-AMP BYPASSをオフにしました。
- アンプモデル “USA LEAD”シリーズで、”OVER-DRIVE”のボリュームカーブを変更し、よりスムーズなアジャストが可能になりました。
- アンプモデル”RECTRO”に不足していたフィードバックネットワークのキャパシターを追加しました。 低音域を強調します。
- アンプモデル”EURO”、”CAMERON”、”SHIVER”、”HOT KEY”を修正しました。
- アンプモデル “CITRUS TERRIER”の誤ったトランスフォーマーマッチングを修正しました。
- “RUBY ROCKET”と”RUBY ROCKET BRT”のモデル名が入れ替わっていた為、修正しました。
- “RUBY ROCKET”と”RUBY ROCKET BRT”のBRIGHTスイッチ動作が逆だった為、修正しました。
- アンプモデル”SOLO 88CLN”のインプットゲインが僅かに高かった為、修正しました。
- アンプモデル”BRIT AFS100” ファイズインバーター回路のテイルレジスターとスナバキャパシターの定数を修正しました。
- アンプモデル”PVH” スクリーンレジスターの定数を修正しました。
- アンプモデル “BRIT AFS100”の出力レベルを減少しました。
アンプ・エフェクトブロックの改良
- より厚みのあるディストーションサウンドが得られるように、アンプブロックのフェイズインバーターモデリングを改良しました。 新アルゴリズムはバイアスシフトにより倍音構成のバリエーションを拡げ、単音のソロプレイ等におけるサウンドの存在感を改善します。 アンプブロックに追加された”PI BIAS SHIFT”パラメーターはバイアスのシフト量を設定します。
NOTE :
”Trainwreck”等が特徴とするバイアスシフトに起因した掠れた様なサウンドも新アルゴリズムは忠実に再現します。この様なサウンドを必要としない場合には、”PI BIAS SHIFT”パラメーターの値を下げることで解消されます。
- アウトプットトラン スモデリングを改良し、仮想パワーアンプをハードドライブした場合のサウンドが、タイトでブーミーさの無いスムーズなニュアンスになりました。
NOTE :
アンプモデルによってはこの改良が重要な要素となり、顕著なサウンド変化をもたらします。 新しいアルゴリズムがリアルアンプをより忠実に再現していますが、以前のアルゴリズムに慣れているユーザーには戸惑いをもたらす結果となり得ます。以前のサウンドに近づけるために”XFRMR DRIVE”もしくは”LOW RES”パラメーターを下げることはモデリングの正確さを失う結果となる為、DRIVE、BASS,MID、TREB等によるサウンド補正をご推奨致します。
- アンプブロックのカソードフォロア モデリングを再改良しました。 よりタイトな低音と”骨太”な音質を実現します。 カソードフォロア方式を採用しているほぼ全てのアンプモデルは新しいアルゴリズムにより再構築されました。 これらのアンプブロックは一度選択を解除した後に再選択する事で適切な初期設定値にアップデートされます。
※新しいアルゴリズムは以下のアンプモデルに適応されてます。
Bogfish
Brit 800
CA3+
Cameron CCV
Corncob
Dizzy V4
Silver
Herbie
Recto1 and Recto2
Solo 88, 99 and 100
・OwnHammerによる以下のファクトリーキャビネットタイプを新しいIRに置き換えました。
- – Cab #57 with “4×12 MAR PR-H55 FULL”- Cab #142 with “1×12 DLX P12R Fat”- Cab #146 with “4×10 SUPER VERB CTS FAT”- Cab #148 with “4×12 MAR PR-M20B FULL”- Cab #149 with “4×12 TRAD V60 FULL”
- ・Cab-Packから厳選した以下のキャビネットモデルを追加しました。
- – Cab #180 1×12 Class-A 15W Mix- Cab #181 1×15 Vibrato Verb Mix- Cab #182 2×12 Class-A 30W Mix- Cab #183 4×10 SuperVerb Mix- Cab #184 4×12 Greenback Mix
- コンプレッサーブロックに2タイプの”OPTICAL”コンプレッサーを2タイプ追加しました。 “OPTICAL1″はスムーズな効果で名高いクラシック スタイルのチューブコンプレッサーに基づいてデザインされています。 アンプブロックの手前にレイアウトすることで特徴的なスムーズなサスティーンが、アンプブロックの後にレイアウトすることで、ヒット チャートでお馴染みの典型的なスタジオコンプサウンドが得られます。 “OPTICAL2”は“OPTICAL1″に類似していますが、ウェイブ フォームに係わらず正確なRMSを感知するTrue RMS Detectorを採用しています。
- “INPUT LEVEL”セレクターを”OPTICAL”と”PEDAL”コンプレッサーに追加しました。 コンプブロックをアンプの手前にレイアウトした場合には”INSTRUMENT”に、アンプの後にレイアウトした場合には”LINE”に設定します。
- コンプレッサーブロックのPEDAL及びOPTICALタイプのOUTPUTレベルが、STUDIOタイプのRATIOパラメーターに連動する不具合を解消しました。 このコンプタイプを使用している既存のプリセットは、試奏のうえ出力レベルが正しく設定されているかをご確認してください。
- LEARN ボタンをピッチブロックのCUSTOM SHIFTに追加しました。
バグフィックス
- 古いプリセットをロードした場合にアンプブロックを不正値で初期化し、フリーズやロックアップを発生する不具合を修正しました。
- プリアンプコンプレッションアルゴリズムの誤動作を修正しました。
AX8 Firmware ver.6.02
アンプブロックの改良
- スピーカーのオーバードライブモデリングを改良しました。
新しいアルゴリズムはスピーカーをオーバードライブさせた時の”太くしわがれた”音色と穏やかなコンプレッションをキャプチャーします。 “SPEAKER DRIVE” パラメーターはSPEAKERページに移動しました。NOTE : “SPEAKER DRIVE” を使用している既存プリセットの音色は、アルゴリズム改良により変化しますので再調整を行なってください。
NOTE : この改良は全てのモデリングバージョンに影響します。 モデリングバージョンを変更しても以前のスピーカー オーバードライブ アルゴリズムには復元しません。
エフェクトブロックの改良
- オペアンプで構成されているドライブモデルの周波数特性をより実機に忠実になるよう改良しました。
改良後のモデルはドライブコントロールを極端に高く設定した場合においても、ほぼ完璧に実機を再現します。
- ドライブモデル”BB PRE”を改良しました。
- ドライブブロックを最適化し、パフォーマンスが約1%向上しました。
ドライブモデルの追加
- PAUL COCHRANEのTIMMYをベースにしたドライブモデル “TIMOTHY”を追加しました。
バグフィックス
- ドライブモデル”PI FUZZ”の出力レベルが極端に低い不具合を解消しました。
- ドライブモデル”ESOTERIC ACB”の誤ったキャパシター定数を修正しました。 このモデルを使用しているプリセットは、一度別のドライブモデルを選択した後、再度”ESOTERIC ACB”を選択することでパラメーターがリセットされますので、再度各パラメーターの調整を行ってください。
- AX8本体、もしくはAX8-EDITで行なったプリセットネームの変更が、“DISPLAY LARGE PRESET”を “ALWAYS”に設定している場合に正しく表示されない不具合を解消しました。
AX8 Firmware ver.6.01
エフェクトブロックの改良
- ワウ・ブロックが2つのパラメーターを追加することで大幅に進化しました。
“COIL BIAS”パラメーターは仮想インダクターのDCオフセットを調整し、ワウサウンドに微妙な変化を与えます。
“LOW CUT FREQ”パラメーターは入力カップリングコンデンサーの定数を変えることでハイパスフィルターの特性を設定します。
アンプモデルの追加
-
- パワーチューブとアウトプットトランスの相互作用を改良し、パワーチューブがクリップした時に発生する倍音の不鮮明さを軽減しました。
- アンプブロックのプレートクリップモデリングを改良しました。
新アルゴリズムはクリッピングが徐々に発生する様をより正確に再現し、結果としてより躍動感のある開放的なサウンドになりました。
NOTE : このアップデートにより、アンプモデルによっては音圧のピークが上がることによる歪を発生する場合があります。
歪が発生する場合にはアンプブロックの”LEVEL”を下げてください。
- アンプブロックの”PREAMP TUBE TYPE”パラメーターにFractal Audio Systems社が最高のサウンドとして推奨する “12AX7A SYL” (シルベニア社製 12AX7A)が追加されました。
- カソードフォロワーに関連したパラメーターのバックグラウンド動作を改良しました。
- “TONESTACK TYPE”に”SOLO 88”を追加しました。 アンプモデル SOLO 88 RHYTHM 、SOLO 88 LEADはSOLO 100のトーンスタックを使用していましたが、TREBLEのカーブと負荷抵抗が異なりました。 アンプモデル SOLO 88 RHYTHM 、SOLO 88 LEADのトーンスタックは初期設定でSOLO 88になりました。
- アンプブロックのパワーアンプ・サグ (ギター入力による瞬間電圧降下)を2倍にしました。
既存プリセットのサグは自動的に変更されますので、仮にSUPPLY SAGが8.00に設定されていたプリセットの場合には、バージョンアップ後に設定値を4.00に変更することでサグが同等となります。
SUPPLY SAGを高く設定する事により、コンプレッション感を強調した、より緩慢なサウンドレスポンスを再現します。
操作性の向上
- プリセットネームが常に大きく表示されるオプション ”ALWAYS”を、GLOBALメニュー/SETTINGページの“DISPLAY LARGE PRESET”パラメーターに追加しました。
プリセットネーム表示状態でEXITを押すとメインページ表示になります。プリセットネーム表示に戻るには再度EXITを押してください。
“DISPLAY LARGE PRESET”パラメーターが”ALWAYS”に設定されている場合、“LAYOUT GRID EXIT”パラメーターは無効です。
- プリセットのリコール時に選択されるSCENEナンバーがプリセット毎に設定可能になりました。
GLOBALメニューで設定された“DEFAULT SCENE は無効になります。
- ファンクションスイッチに”EXIT”を追加しました。 “EXIT”ボタンと同様に機能し、”LARGE PRESET DISPLAY”が”ALWAYS”に設定されている場合の表示変更がフットコントロール可能です。
バグフィックス
- アンプモデル “RECTRO 2″の誤ったスナバ・キャパシターを改訂しました。
この変更により初期設定のハイカット周波数は10kHzとなります。
- アンプモデル “PLEXI 50W”の位相反転回路を改訂しました。 この変更による音質への影響はありません。
- クラッシュやフリーズの原因となるバグを修正しました。
AX8 Firmware ver.5.01
アンプブロックの改良
- 出力真空管をドライブするカソードフォロア回路の動作を改善しました。 カソードフォロア回路を使用したアンプモデルは、より暖かくスムーズに減衰するディストーションサウンドが得られます。 ディストーションのウェーブフォームはアンプブロックに追加された”CF HARDNESS”で調整が行なえます。
アンプモデルの追加
AX8 ファームウェア v.3.02のバグフィックスバージョンです。機能の追加はありません。
- Carvin Legacy 100をベースにしたアンプモデル “LEGATO 100”が追加されました。
- サウンドの解像度が高く減衰がスムーズなディストーションを生みだすMu Follower回路を採用するHook Captain Classic34をベースにしたアンプモデル”CAPT HOOK” 6タイプが追加されました。CAPT HOOK 1A : Channel 1 w/ EQ 、Boostスイッチ オフ
CAPT HOOK 1B : Channel 1 w/ EQ 、Boostスイッチ オン
CAPT HOOK 2A : Channel 2 、 Edgeスイッチ オフ
CAPT HOOK 2B : Channel 2 、 Edgeスイッチ オン
CAPT HOOK 3A : Channel 3 、 Edgeスイッチ オフ
CAPT HOOK 3B : Channel 3 、 Edgeスイッチ オン
エフェクトブロックの改良
- AX8 ファームウェア v.3.02のバグフィックスバージョンです。機能の追加はありません。
ドライブブロックのダイオードクリッピングアルゴリズムを改善しました。
以下のドライブモデルは新アルゴリズムにより再度サウンドマッチングを行なっています。o Rat Dist
o Super OD
o T808 OD
o T808 MOD
o Plus Dist
o Esoteric ACB
o Esoteric RCB
o Zen Master
o Ruckus
- ドライブブロックを最適化することにより、実行性能が1-2% 向上しました。(使用状況によって異なります。)
アンプブロックの改良
- アンプモデル RECTRO2のトーンスタックを修正しました。
- アンプモデル RECTRO1 NORM及びRECTRO2 VNTGにおけるプレゼンスコントロールのテーパーを実機に合わせて改善しました。
- アンプブロックのPREAMP COMP効果を変更し、”IDEAL”のコンプレッションの度合いが”AUTH”とほぼ同等になりました。
”IDEAL”に設定してあるプリセットは”PREAMP COMP”の設定値を上げる事を推奨します。
- サードパーティ機器とのコンフリクトを起こす原因となっていた、疑似システムエクスクルーシブ・コマンドがMIDIアウトに発生した不具合を解消しました。
AX8 Firmware ver.4.00
バグフィックス
AX8 ファームウェア v.3.02のバグフィックスバージョンです。機能の追加はありません。
- v3.02で発生した不正なMIDIデータによって発生する不具合を解消しました。
- VOL/PANブロックのPANパラメーターを右100%に設定すると出力がミュートされる不具合を解消しました。
- “AX8-EDITのパラメータバッファーがデータを正しく配置せず、誤ったデータでプリセットを上書きする不具合を解消しました。
- CPUの使用率が高く表示される不具合を解消しました。
- AX8-EDITのディスプレイ表示に関する不具合を解消しました。
AX8 Firmware ver.3.51
バグフィックス
AX8 ファームウェア v.3.02のバグフィックスバージョンです。機能の追加はありません。
- v3.02で発生した不正なMIDIデータによって発生する不具合を解消しました。
- VOL/PANブロックのPANパラメーターを右100%に設定すると出力がミュートされる不具合を解消しました。
- “AX8-EDITのパラメータバッファーがデータを正しく配置せず、誤ったデータでプリセットを上書きする不具合を解消しました。
- CPUの使用率が高く表示される不具合を解消しました。
- AX8-EDITのディスプレイ表示に関する不具合を解消しました。
AX8 Firmware ver.3.03-3.04
バグフィックス
AX8 ファームウェア v.3.02のバグフィックスバージョンです。機能の追加はありません。
- v3.02で発生した不正なMIDIデータによって発生する不具合を解消しました。
- VOL/PANブロックのPANパラメーターを右100%に設定すると出力がミュートされる不具合を解消しました。
- “AX8-EDITのパラメータバッファーがデータを正しく配置せず、誤ったデータでプリセットを上書きする不具合を解消しました。
- CPUの使用率が高く表示される不具合を解消しました。
- AX8-EDITのディスプレイ表示に関する不具合を解消しました。
AX8 Firmware ver.3.02
アンプブロックの改良
AX8ファームウェア ver.3.02はAxe-Fx IIのファームウェアQuantum ver.2.04、3.00、3.01をベースにしています。
アップデートを行うと現在のプリセットのサウンドが変化する場合があるため、AX8のデータ・バックアップを推奨致します。
- アンプブロックのアウトプットトランスモデリングを改良しました。 新しいモデリングでは、 トランス動作時に発生する、電気エネルギーの損失による音質変化を正確にシミュレートします。”XFRMR GRID”パラメーターは音質変化量をコントロールし、高い設定値では高音域が強調されたよりオープンエアなサウンドとなります。
極端に高い設定ではヴィンテージアンプやローパワーアンプが発生する、耳障りでムラのあるキャラクターが強調されます。モダンなハイパワーアンプサウンドは、このパラメータを低い値に設定します。過去のファームウェアで作られたプリセットでは、”XFRMR GRID”パラメーターが初期設定値に、”DYNAMIC PRESENCE”パラメーターが0にリセットされます。サウンドの変化はマスターボリュームの値を上げ、仮想パワーアンプをハードドライブした場合に顕著に発生します。実機アンプではこの効果は接続するスピーカーによって大きく変化します。アウトプットランスフォーマーには、あるスピーカーとのコンビネーションでは高音域のブーストが顕著に発生し、あるスピーカーでは殆ど発生しないといった特性があります。 他のパラメーターと同じく、設定は聴感によって行うことをお勧めします。
- 3極管のプレートモデリングをプレート負荷が複雑な場合に対応するよう改良しました。
- RUBY ROCKETアンプモデルに於いて、”DRIVE”パラメーターの設定値によって変化する周波数特性をより正確にしました。従来のプリセットで使用されているアンプモデルは、アンプモデルを再選択するかLOW CUT FREQを10にすることでアップデートされます。
- アンプブロック HI CUT FREQの可変範囲を400Hz〜40kHzに拡張しました。
アンプブロックの追加
AX8ファームウェア ver.3.02はAxe-Fx IIのファームウェアQuantum ver.2.04、3.00、3.01をベースにしています。
アップデートを行うと現在のプリセットのサウンドが変化する場合があるため、AX8のデータ・バックアップを推奨致します。
- Dweezil Zappaが使用している、Fender Bassmanのモディファイ アンプをベースにしたアンプモデル “DWEEZIL’S B-MAN”を追加しました。
- ファームウェア Quantum v.2.03まで存在したアンプモデル “FRIEDMAN BE”、”FRIEDMAN HBE”を再追加しました。これらのモデルは、FRIEDMAN “MARSHA”をベースにしています。
その他の改良
- UTILITYメニューのVUページをメインメニューに移動し、新たにCPUの使用率を示すインディケーターを追加しました。
- I/Oメニュー / LEVELSページ / IN 1 PADパラメーターの初期設定値を12.0dBに変更しました。
- CABブロックのMICパラメーターを撤廃しました。
- プリセットチェンジ時に、プリセットネームを大きく表示する “LARGE PRESET NAME DISPLAY”機能を追加しました。表示時間は、NONE(表示無し)、1、2、3、4秒に設定できます。
- プリセットリコール時のバンク表示が、8プリセットのリスト表示に変更されました。 現在のプリセットはハイライト表示されます。STICKY PRESET/BANKモード時には、プリセットのリスト表示が維持されます。