<アップデート方法とご注意>
■ Axe-Fxシリーズファームウェアのアップデートは、プリセットされている音質、コントローラーやモディファイヤー、スイッチやポート等の設定を変化させる場合がございます。
バックアップしたプリセットデータと旧バージョンのインストールを行うことで既存のプリセットに戻すことは可能ですが、Fractal Audio Systems社では常に最新バージョンの使用を推奨しており、旧バージョンはサポートの対象外となります。
バージョンアップは、プリセットを再エディットする為の十分な時間がある際に行うことをお薦めいたします。
プリセットデータと旧バージョンへのバックアップにつきましては、q@okada-web.comまでお問合せ下さい。
Axe-Fx II 、MFC-101 、FX8、AX8 ファームウェア・アップデート方法
1.Fractal Audio Systems ウェブサイトからのアップデート
Fractal Audio Systemsサポートページ (http://www.fractalaudio.com/support.php)にアクセスし、最新ファームウェアをダウンロードします。
プロダクトページのFractal-Bot Utility (http://www.fractalaudio.com/fractal-bot.php)にアクセスし、アップデート・ユーティリティ”Fractal-Bot” をダウンロードします。(英語サイトです。)
正規品ユーザー様には、Fractal Audio Systems 社ウェブサイトでアップデートを行う為のFractal-Botオペレーションマニュアルをお送りします。
お名前、ご住所、製品名、製品のシリアルナンバー、お買上店名をq@okada-web.com迄、メールにてご請求下さい。
*Fractal-BotオペレーションマニュアルはPDFファイルです。
閲覧には別途Adobe Readerが必要になります。
Adobe Reader は下記サイトから無償でダウンロードを行えます。
http://get.adobe.com/jp/reader/
2.弊社サービスセンターでのアップデート
正規品に限り無償バージョンアップサービスのご提供を行なっております。
Fractal Audio Systems 製品取扱店にご用命いただくか、下記の弊社住所まで直接お送り下さい。
直送される場合はq@okada-web.com迄、お知らせ下さい。
なお、 往復の送料はお客様負担とさせて頂きます事予めご了承お願いします。
送付先 〒231-0821 神奈川県横浜市中区本牧原 10-5 大遠ビル B1
株式会社オカダインターナショナルカスタマーサービスセンター
TEL:045-211-4085 / FAX:045-211-4086
バージョン情報
Axe-Fx II Firmware Ares 1.03
Axe-Fx IIIで採用されている次世代モデリング方式 “Ares” がAxe-FX IIの多くのアンプモデルでも採用されました。Axe-Fx IIIライクのアンプサウンドがAxe-Fx IIでも再生可能です。
- Axe-Fx II Quantumの最終バージョン v10.01は引き続きダウンロードが行えます。
- Aresフォーマットに必要な “スペース” を確保するためQuantum7.00より前のファームウェアで作成されたプリセットは正確に動作しません。Quantum7.00より前のファームウェアで作成されたプリセットは試奏による動作確認を行ってください。
- また、アンプブロックは一度選択中のアンプモデル以外を選択した後に改めて再選択を行う “ソフトリセット” をご推奨します。
Axe-Fx II Quantum 10.01
アンプモデルの追加
アンプモデルの改良
- Axe-Fx IIIの次世代アンプモデリング “Ares”の一部データをQuantumでも活用できるように改良しました。
- いくつかのアンプモデルで発生する、uninitialized variable (未初期可変数)に起因する予期せぬ音色の発生を解消しました。
- アンプモデル Friedman 2018に発生した不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 9.04
アンプブロックの改良
- スピーカーとパワーアンプの相互作用を改善することで、よりリアルでダイナミックなレスポンスを実現しました。
- “CF HARDNESS”(ADVページ) の初期設定値をより実測値に近い0.75に変更しました。
Axe-Fx II Quantum 9.03
アンプブロックの改良
- パワーアンプモデリングを改良しました。
- パワーアンプモデリングをオフにした場合、AMPブロックの”PRESENCE”コントロールが無効になるように改良しました。
エフェクトブロックの改良
- DELAYブロックのBYPASSモードを”MUTE FX OUT”に設定した場合に出力レベルが不正確になった不具合を修正しました。
バグフィックス
- LOOPERブロックにモディファイヤーが設定できない不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 9.02
アンプブロックの改良
- Class-Aアンプのモデリングに使用されていた初期設定値の誤りを修正しました。
- Speaker Compressionアルゴリズムを改良しました。 それによってスピーカーインピーダンスも変化します。
バグフィックス
- ピッチシフトブロックの”LEARN”パラメーターにモディファイヤーを設定した場合にLEARN機能が動作しない不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 9.00
アンプブロックの改良
- アンプブロックのMotor Drive 、Transformer Grindアルゴリズムをパワーアンプと仮想スピーカーの相互作用をシミュレートするSpeaker Compressionアルゴリズムに変更しました。”PWR DYN”ページの”SPKR COMP”パラメーターは、仮想スピーカーのコンプレッション効果をコントロールし、アンプブロックをリセットした場合の初期設定値は3.0です(パラメーター値はアンプモデルを変更してもリセットされません)。 Axe-Fx IIをチューブパワーアンプとギター用スピーカーキャビネットに接続する場合には0.0が推奨値となります。”SPKR COMP”ノブを選択すると、コンプレッション効果をモニターできるゲイン リダクションメーターが表示されます。一般的なギタースピーカーのコンプレッション値は3〜6dBですが、ユニット構成、使用年数、音量等によって値は変動します。プレゼンス、デプスコントロールと同じく、マスターボリュームの設定はスピーカー コンプレッション アルゴリズムに大きく影響を与えます。マスターボリュームを高く設定した場合、仮想スピーカーのコンプレッション効果はより深くなります。
エフェクトブロックの改良
- ディレイモデル “DELUXE MIND GUY”、”MONO BBD”、”STEREO BBD”を改良しました。
ドライブモデルの追加
- Darkglass B7Kをベースにしたドライブモデル “BLACKGLASS7K”を追加しました。Darkglass B7Kの低周波数音域を変化させるGruntスイッチは、LOW CUTで代用することができます。また、Attackスイッチは入力回路のシェルビングフィルターをコントロールするのでTONEで代用することできます。
Axe-Fx II Quantum 8.02
エフェクトブロックの改良
- カーク・ハメット氏のリクエストに応え、アンプブロックのアウトプットコンプレッションが(“OUTPUT COMPから”COMP”に名称変更)モディファイヤーに対応しました。
キャビネットモデルの追加
- キャビネットモデルが追加されました。 (XL,XL+のみ)。 これらのキャビネットモデルは、Celestionが発表したワールドクラスIRデータの一部です。 フルバージョンのIRパッケージはCelestion社のウェブサイト(www.celestionplus.com) で購入できます。
バグフィックス
- 初期のファームウェアでセーブしたユーザーキャビネットを新しいファームウェアでリコールした時に発生する不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 8.01
エフェクターブロックの改良
- コンプレッサーブロックの全タイプがFILTERとEMPH (Emphasis)パラメーターに対応しました。これらのパラメーターはコンプレッサーの検知信号をフィルタリングします。FILTERはローカットフィルター、EMPHは高音域を強調することで、コンプレッサータイプを異なるイメージへと変化させます。
バグフィックス
- アンプブロックのアウトプットトランスフォーマーモデリングに発生していた高音域を僅かに減衰させるマイナーなバグを修正しました。結果としてよりクリーンでチャイムのようなトーンとなりました。
- アンプモデル “CIRRUS RV50” の不具合を修正しました。
Axe-Fx II Quantum 8.00
アンプ・エフェクトブロックの改良
- アンプモデリングの明瞭度を改善し、マスターボリュームが装備されてないアンプモデル、もしくはマスターボリュームを高めに設定した状態でのサウンドがより”オープン”になりました。
- 多くのアンプモデルで、新しい測定技術によるバイアス設定の改良を行いました。 既存のプリセットは自動的にアップデートされます。
- ユーザーフィードバックを反映して、アンプブロック”SPEAKER DRIVE”の初期設定値をゼロに変更しました。
- キャビネットブロックの”DELAY”パラメーターを0.001mSステップ可変に変更しました。
- アンプモデル BRIT BROWNのゲインを12dB増加させました。
アンプモデルの追加
- Fender Eric Clapton Vibro-Champをベースにしたアンプモデル”5F1 TWEED EC”を追加しました。
バグフィックス
- ”TRANSFORMER DRIVE”パラメーターを最小値に設定したアンプブロックを,他のブロックで増幅した場合に発生する量子化ノイズを改善しました。 この現象は特に真空管プリアンプを搭載し、”TRANSFORMER DRIVE”パラメーターが初期状態で最小値に設定されているアンプモデルに発生します。
- アンプブロック “PREAMP HARDNESS”が設定値に固定されない不具合を解消しました。
- アンプブロックのADV(アドバンスド)ページのモディファイヤーマッピングに生じる不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 7.00 – 7.02
注意 :
Axe-Fx II ファームウェア Quantum 7.00 – 7.02は、コア アルゴリズムがアップデートされました。
既存プリセットはアンプブロックのリセットをご推奨致します。
アンプブロックのリセットは、現在選択しているアンプモデルを別のモデルに変更した後、同じアンプを再度選択することで行えます。
過去のモデリングバージョンをサポートするグローバルメニューの“DEFAULT MODELING VERSION” 及びアンプブロックの“MODELING VERSION”を廃止しました。
これにより開放されたメモリー領域は、新しいコンプレッサータイプの追加やモータードライブ、アウトコンプのバージョンアップ、キャビネットモデルの追加等に割り当てられました。
アンプモデル・ドライブモデルの追加
- FRIEDMAN DIRTY SHIRLEY の初期バージョンをベースにしたアンプモデルDIRTY SHIRLEY 2を追加しました。 使用コンポーネントが現行モデルとは異なり、アンプモデルDIRTY SHIRLEY 1よりアグレッシブなサウンドを特徴としています。
- SlashがGuns N’ Rosesのデビューアルバム Appetite for Destructionをレコーディングした時に使用したレンタルのMarshall Super Lead Plexi (NO. #34) をベースにしたアンプモデル “BRIT 800 #34”を追加しました。
- ドライブモデル“SHIMMER DRIVE”をドライブブロックに追加しました。
アンプモデルの改良
- アンプモデル “SPKR DRV”の初期設定値を0.5に変更しました。 アンプモデルを選択すると“SPKR DRV”は0.5に設定されます。 この値はスピーカーの破損につながる最小値に相応します。必要に応じて理想とするサウンドに再設定してください。 Axe-Fx IIにパワーアンプとスピーカーキャビネットを接続している場合には、リアルスピーカーが発生するディストーションを考慮して“SPKR DRV”をより低い値に設定してください。
- アンプモデル “BLUDOJAI CLEAN” のPRE-AMP BYPASSをオフにしました。
- アンプモデル “USA LEAD”シリーズで、”OVER-DRIVE”のボリュームカーブを変更し、よりスムーズなアジャストが可能になりました
- アンプモデル”RECTRO”に不足していたフィードバックネットワークのキャパシターを追加しました。 低音域を強調します。
- アンプモデル”EURO”、”CAMERON”、”SHIVER”、“HOT KEY”を修正しました。
- アンプモデル “CITRUS TERRIER”の誤ったトランスフォーマーマッチングを修正しました。
- “RUBY ROCKET”と“RUBY ROCKET BRT”のモデル名が入れ替わっていた為、修正しました。
- “RUBY ROCKET”と“RUBY ROCKET BRT”のBRIGHTスイッチ動作が逆だった為、修正しました。
- アンプモデル”SOLO 88CLN”のインプットゲインが僅かに高かった為、修正しました。
- アンプモデル“BRIT AFS100” ファイズインバーター回路のテイルレジスターとスナバキャパシターの定数を修正しました。
- アンプモデル”PVH” スクリーンレジスターの定数を修正しました。
- アンプモデル “BRIT AFS100”の出力レベルを減少しました。
アンプ・エフェクトブロックの改良
- モータードライブ アルゴリズムを改良しました。 新アルゴリズムではスピーカーユニットの駆動により発生するコンプレッション効果をより正確に再現するパラメーターをアンプブロックとキャビネットブロックの双方に追加しました。 “MOTOR DRIVE”はコンプレッション効果を設定し、 “MOTOR TIME CONST”は仮想ボイスコイルの熱時定数を設定します。 一般的なギタースピーカーはボイスコイルと使用している素材により異なりますが、0.05ms〜1.0msの範囲となります。 キャビネットブロックのMIXページと、アンプブロックのPWR DYNページで“MOTOR DRIVE”パラメーターを選択することにより、モータードライブゲインのモニタリングが行なえます。
- アンプブロックのアウトプットコンプレッサーを改良しました。 新しいアルゴリズムはより音楽的な素早いリアクションを実現しました。 アウトプットコンプレッサーを使用している既存のプリセットは、設定の見直しを推奨します。 ゲインリダクションメーターは、メイクアップゲイン(コンプレッションで減衰した出力レベルの補正)を含むトータルゲインのモニタリングが可能になりました。
- マルチディレイブロックのBAND DELAY、QUAD-SERIES、PLEX DELAY、PLEX DETUNE、PLEX SHIFTに“INPUT DIFFUSION”パラメーターを追加しました。
- より厚みのあるディストーションサウンドが得られるように、アンプブロックのフェイズインバーターモデリングを改良しました。 新アルゴリズムはバイアスシフトにより倍音構成のバリエーションを拡げ、単音のソロプレイ等におけるサウンドの存在感を改善します。 アンプブロックに追加された”PI BIAS SHIFT”パラメーターはバイアスのシフト量を設定します。
NOTE :
”Trainwreck”等が特徴とするバイアスシフトに起因した掠れた様なサウンドも新アルゴリズムは忠実に再現します。この様なサウンドを必要としない場合には、”PI BIAS SHIFT”パラメーターの値を下げることで解消されます。
- アウトプットトラン スモデリングを改良し、仮想パワーアンプをハードドライブした場合のサウンドが、タイトでブーミーさの無いスムーズなニュアンスになりました。
NOTE : アンプモデルによってはこの改良が重要な要素となり、顕著なサウンド変化をもたらします。 新しいアルゴリズムがリアルアンプをより忠実に再現していますが、以前のアルゴリズムに慣れているユーザーには戸惑いをもたらす結果となり得ます。
以前のサウンドに近づけるために”XFRMR DRIVE”もしくは“LOW RES”パラメーターを下げることはモデリングの正確さを失う結果となる為、DRIVE、BASS,MID、TREB等によるサウンド補正をご推奨致します。
- アンプブロックのカソードフォロア モデリングを再改良しました。 よりタイトな低音と”骨太”な音質を実現します。 カソードフォロア方式を採用しているほぼ全てのアン プモデルは新しいアルゴリズムにより再構築されました。 これらのアンプブロックは一度選択を解除した後に再選択する事で適切な初期設定値にアップデートされます。
※新しいアルゴリズムは以下のアンプモデルに適応されてます。
Bogfish
Brit 800
CA3+
Cameron CCV
Corncob
Dizzy V4
Silver
Herbie
Recto1 and Recto2
Solo 88, 99 and 100
- OwnHammerによる以下のファクトリーキャビネットタイプを新しいIRに置き換えました。
– Cab #57 with “4×12 MAR PR-H55 FULL”
– Cab #142 with “1×12 DLX P12R Fat” (※XL、XL+のみ)
– Cab #146 with “4×10 SUPER VERB CTS FAT” (※XL、XL+のみ)
– Cab #148 with “4×12 MAR PR-M20B FULL” (※XL、XL+のみ)
– Cab #149 with “4×12 TRAD V60 FULL”(※XL、XL+のみ)
- Cab-Packから厳選した以下のキャビネットモデルを追加しました。 (XL、XL+のみ)
– Cab #180 1×12 Class-A 15W Mix
– Cab #181 1×15 Vibrato Verb Mix
– Cab #182 2×12 Class-A 30W Mix
– Cab #183 4×10 SuperVerb Mix
– Cab #184 4×12 Greenback Mix
- コンプレッサーブロックに2タイプの“OPTICAL”コンプレッサーを2タイプ追加しました。 “OPTICAL1″はスムーズな効果で名高いクラシック スタイルのチューブコンプレッサーに基づいてデザインされています。 アンプブロックの手前にレイアウトすることで特徴的なスムーズなサスティーンが、アンプブロックの後にレイアウトすることで、ヒット チャートでお馴染みの典型的なスタジオコンプサウンドが得られます。 “OPTICAL2”は“OPTICAL1″に類似していますが、ウェイブ フォームに係わらず正確なRMSを感知するTrue RMS Detectorを採用しています。
- “INPUT LEVEL”セレクターを”OPTICAL”と“PEDAL”コンプレッサーに追加しました。 コンプブロックをアンプの手前にレイアウトした場合には”INSTRUMENT”に、アンプの後にレイアウトした場合には”LINE”に設定します。
- コンプレッサーブロックのPEDAL及びOPTICALタイプのOUTPUTレベルが、STUDIOタイプのRATIOパラメーターに連動する不具合を解消しました。 このコンプタイプを使用している既存のプリセットは、試奏のうえ出力レベルが正しく設定されているかをご確認してください。
- LEARN ボタンをピッチブロックのCUSTOM SHIFTに追加しました。
バグフィックス
- OPTICALタイプコンプレッサーの切替時に若干レベルが下がる不具合を解消しました。
- I/Oメニュー、CTRLページでMIDI CCナンバーのラーンモードがキャンセルできない不具合を修正しました。
- ピッチブロックのCUSTOM SHIFTに発生したバグを修正しました。
- アンプブロックで”CRUNCH”の値が保存できない不具合を修正しました。
- グローバルブロックに設定した場合、いくつかのアンプブロックでパラメーターが正しく呼び出せない不具合を修正しました。
- 古いプリセットをロードした場合にアンプブロックを不正値で初期化し、フリーズやロックアップを発生する不具合を修正しました。
- プリアンプコンプレッションアルゴリズムの誤動作を修正しました。
- ピッチブロックのLEARN機能が正常に機能しないバグを修正しました。
- ドライブブロック起動プロセスにおけるゼロ除算が特定の条件下でクラッシュの原因となる不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 6.0.2
アンプブロックの改良
- スピーカーのオーバードライブモデリングを改良しました。
新しいアルゴリズムはスピーカーをオーバードライブさせた時の”太くしわがれた”音色と穏やかなコンプレッションをキャプチャーします。 “SPEAKER DRIVE” パラメーターはSPEAKERページに移動しました。NOTE : “SPEAKER DRIVE” を使用している既存プリセットの音色は、アルゴリズム改良により変化しますので再調整を行なってください。
NOTE : この改良は全てのモデリングバージョンに影響します。 モデリングバージョンを変更しても以前のスピーカー オーバードライブ アルゴリズムには復帰しません。
エフェクトブロックの改良
- オペアンプで構成されているドライブモデルの周波数特性をより実機に忠実になるよう改良しました。
改良後のモデルはドライブコントロールを極端に高く設定した場合においても、ほぼ完璧に実機を再現します。
- ドライブモデル”BB PRE”を改良しました。
- ドライブブロックを最適化し、パフォーマンスが約1%向上しました。
ドライブモデルの追加
- PAUL COCHRANEのTIMMYをベースにしたドライブモデル “TIMOTHY”を追加しました。
バグフィックス
- ドライブモデル”PI FUZZ”の出力レベルが極端に低い不具合を解消しました。
- ドライブモデル”ESOTERIC ACB”の誤ったキャパシター定数を修正しました。 このモデルを使用しているプリセットは、一度別のドライブモデルを選択した後、再度”ESOTERIC ACB”を選択することでパラメーターのリセットを行なったうえ、再度各パラメーターの調整を行ってください。
- アンプモデル “HIPOWER JUMPED”の誤った部品定数を修正しました。
Axe-Fx II Quantum 6.0.1
エフェクトブロックの改良
- ワウ・ブロックに2つのパラメーターを追加することで大幅に進化しました。
“COIL BIAS”パラメーターは仮想インダクターのDCオフセットを調整し、ワウサウンドに微妙な変化を与えます。
“LOW CUT FREQ”パラメーターは入力カップリングコンデンサーの定数を変えることでハイパスフィルターの特性を設定します。
- トーンマッチブロックにモニタータブを追加しました。 リファレンスサウンドとAxe-Fx IIのサウンドの差異を周波数グラフで確認できます。
アンプブロックの改良
-
- パワーチューブとアウトプットトランスの相互作用を改良し、パワーチューブがクリップした時に発生する倍音の不鮮明さを軽減しました。
- アンプブロックのプレートクリップモデリングを改良しました。 新アルゴリズムはクリッピングが徐々に発生する様をより正確に再現し、結果としてより躍動感のある開放的なサウンドになりました。
NOTE:
このアップデートにより、アンプモデルによっては音圧のピークが上がることによる歪を発生する場合があります。
歪が発生する場合にはアンプブロックの”LEVEL”を下げてください。
- アンプブロックの”PREAMP TUBE TYPE”パラメーターにFractal Audio Systems社が最高のサウンドとして推奨する “12AX7A SYL” (シルベニア社製 12AX7A)が追加されました。
- カソードフォロワーに関連したパラメーターのバックグラウンド動作を改良しました。
- “TONESTACK TYPE”に”SOLO 88”を追加しました。 アンプモデル SOLO 88 RHYTHM 、SOLO 88 LEADはSOLO 100のトーンスタックを使用していましたがTREBLEのカーブと負荷抵抗が異なりました。
アンプモデル SOLO 88 RHYTHM 、SOLO 88 LEADのトーンスタックは初期設定でSOLO 88になりました。
バグフィックス
-
- アンプモデル “RECTRO 2″の誤ったスナバ・キャパシターを改訂しました。 この変更により初期設定のハイカット周波数は10kHzとなります。
- アンプモデル “PLEXI 50W”の位相反転回路を改訂しました。 この変更による音質への影響はありません。
- クラッシュやフリーズの原因となるバグを修正しました。
NOTE : ファームウェアアップデートを行なった場合でもプリセット作成時のモデリングバージョンが自動的に選択されるため音質変化は起こりません。
新しいモデリングバージョンにアップデートするには、アンプブロックの”MODELING VERSION”パラメーターを”LATEST”に設定してください。
新しくアンプモデルを選択した場合のモデリングバージョンは、GLOBALメニュー”DEFAULT MODELING VERSION”の設定値になります。
NOTE : Axe-Fx II Firmware Quantum 6.01にマッチしたファクトリープリセットがリリースされました。
Axe-Fx II Quantum 5.0.3
注意 :
Quantum 5.02をAxe-Fx II MK1、MK IIにインストールした場合、ブートROMのメモリー制限によりファームウェアv15.08以前にエディットされたプリセットとの互換性がありません。
アンプブロックの改良
- アンプブロックのパワーアンプ・サグ (ギター入力による瞬間電圧降下)を2倍にしました。 既存プリセットのサグは自動的に変更されますので、仮にSUPPLY SAGが8.00に設定されていたプリセットの場合には、バージョンアップ後に設定値を4.00に変更することでサグが同等となります。 SUPPLY SAGを高く設定する事により、コンプレッション感を強調した、より緩慢なサウンドレスポンスを再現します。
バグフィックス
- アンプモデル “BRIT SILVER”の出力レベルが低い不具合を修正しました。
- FORCE DEFAULT VERSIONをONに設定した場合に、PREAMP BIASが正常値にならない不具合を修正しました。
- Axe-Fx IIのフェームウェアバージョンがAXE-EDITに正しく表示されない不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 5.0.2
注意 :
Quantum 5.02をAxe-Fx II MK1、MK IIにインストールした場合、ブートROMのメモリー制限によりファームウェアv15.08以前にエディットされたプリセットとの互換性がありません。
アンプブロックの改良
- 出力真空管をドライブするカソードフォロア回路の動作を改善しました。
カソードフォロア回路を使用したアンプモデルは、より暖かくスムーズに減衰するディストーションサウンドが得られます。
ディストーションのウェーブフォームはアンプブロックに追加された”CF HARDNESS”で調整が行なえます。
- アンプブロックを以前のモデリング バージョンでエディットしたプリセットは、ファームウェアを5.02にアップデートした場合でもエディット時のモデリングバージョンが自動的に選択されるため音質変化は起こりません。 新しいモデリングバージョンにアップデートするには、アンプブロックの”MODELING VERSION”パラメーターを”LATEST”に設定してください。
- すべてのモデリングバージョンを一括して”LATEST”にするには、グローバルメニューに追加された”FORCE DEFAULT MODELING VERSION”をオンにし、”DEFAULT MODELING VERSION”を”LATEST”に設定してください。
アンプモデルの追加
- Carvin Legacy 100をベースにしたアンプモデル “LEGATO 100”が追加されました。
- サウンドの解像度が高く減衰がスムーズなディストーションを生みだすMu Follower回路を採用するHook Captain Classic34をベースにしたアンプモデル”CAPT HOOK” 6タイプが追加されました。CAPT HOOK 1A : Channel 1 w/ EQ 、Boostスイッチ オフ
CAPT HOOK 1B : Channel 1 w/ EQ 、Boostスイッチ オン
CAPT HOOK 2A : Channel 2 、 Edgeスイッチ オフ
CAPT HOOK 2B : Channel 2 、 Edgeスイッチ オン
CAPT HOOK 3A : Channel 3 、 Edgeスイッチ オフ
CAPT HOOK 3B : Channel 3 、 Edgeスイッチ オン
エフェクトブロックの改良
- ドライブブロックのダイオードクリッピングアルゴリズムを改善しました。
以下のドライブモデルは新アルゴリズムにより再度サウンドマッチングを行なっています。
o Rat Dist
o Super OD
o T808 OD
o T808 MOD
o Plus Dist
o Esoteric ACB
o Esoteric RCB
o Zen Master
o Ruckus
o PI Fuzz model.
グローバルパラメーターの追加
- アンプブロックのモデリング バージョンを一括変更する”FORCE DEFAULT MODELING VERSION”パラメーターをGLOBALメニューに追加しました。 “ON”に設定すると全プリセットのMODELING VERSIONが”DEFAULT MODELING VERSION”の設定に置き換えられます。
バグフィックス
- アンプモデル RECTRO2のトーンスタックを修正しました。
- アンプモデル RECTRO1 NORM及びRECTRO2 VNTGにおけるプレゼンスコントロールのテーパーを実機に合わせて改善しました。
- アンプブロックのPREAMP COMP効果を変更し、”IDEAL”のコンプレッションの度合いが”AUTH”とほぼ同等になりました。
”IDEAL”に設定してあるプリセットは”PREAMP COMP”の設定値を上げる事を推奨します。
Axe-Fx II Quantum 4.0.0
- 出力真空管のプレート電流に対するグリッド電圧の精度を改善しました。
最新バージョンではパワーアンプをオーバードライブさせた時のニュアンスと、倍音をよりリアルに再生します。
Axe-Fx II Quantum 3.0.3
アンプモデルの追加
- メタリカが使用しているMesa/Boogie Mark IIC+をベースにしたアンプモデル、USA IIC++を追加しました。
バグフィックス
- “DYN PRES” が、誤った周波数帯に影響している不具合を解消しました。
- アンプモデル 65 BASSGUY 及び DWEEZIL’S B-MANで、“SAT SWITCH”が歪を発生する不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 3.0.2
バグフィックス
- Blockメニューに “Reset Current Effect Type” コマンドを追加しました。 エフェクトブロックで選択したEffect Typeを保持したまま、パラメーターを初期設定値にリセットします。
- “Reset”コマンドのショートカット CTRL+I (Windows)、CMD+I (Mac)は”Reset Current Effect Type” のショートカットに変更されました。
- “Save to new Preset Number”実行時の確認画面にプリセットネームを表示するようになりました。
- “Pause Communication”の実行時に表示されるアラートボックスが半透明になりました。ポーズ中でもレイアウトを確認できます。
- AMPブロックの”Pre Tube Type”を変更した場合に”Preamp Hardness”の設定が初期設定にリセットされるようになりました。
- AMPブロックの”Power Tube Type”を変更した場合に”Pwr Hardness”の設定が初期設定にリセットされるようになりました。
- CABブロックでYセッティングが選択されている場合に、”Save Preset-Cab Bundle”が正しく機能しない不具合を解消しました。
- PHASERブロックの”Vibe Mode”トグルスイッチをドロップダウンメニュー”Phaser Mode”に変更しました。
- その他のバグフィックスを行いました。
Axe-Fx II Quantum 3.0.1
アンプブロックの改良
- アンプブロックのアウトプットトランスモデリングを改良しました。 新しいモデリングでは、 トランス動作時に発生する、電気エネルギーの損失による音質変化を正確にシミュレートします。
“XFRMR GRID”パラメーターは音質変化量をコントロールし、高い設定値では高音域が強調されたよりオープンエアなサウンドとなります。
極端に高い設定ではヴィンテージアンプやローパワーアンプが発生する、耳障りでムラのあるキャラクターが強調されます。
モダンなハイパワーアンプサウンドは、このパラメータを低い値に設定します。
過去のファームウェアで作られたプリセットでは、”XFRMR GRID”パラメーターが初期設定値に、”DYNAMIC PRESENCE”パラメーターが0にリセットされます。サウンドの変化はマスターボリュームの値を上げ、仮想パワーアンプをハードドライブした場合に顕著に発生します。実機アンプではこの効果は接続するスピーカーによって大きく変化します。アウトプットランスフォーマーには、あるスピーカーとのコンビネーションでは高音域のブーストが顕著に発生し、あるスピーカーでは殆ど発生しないといった特性があります。 他のパラメーターと同じく、設定は聴感によって行うことをお勧めします。
- 3極管のプレートモデリングをプレート負荷が複雑な場合に対応するよう改良しました。
- RUBY ROCKETアンプモデルに於いて、”DRIVE”パラメーターの設定値によって変化する周波数特性をより正確にしました。従来のプリセットで使用されているアンプモデルは、アンプモデルを再選択するかLOW CUT FREQを10にすることでアップデートされます。
- アンプブロック HI CUT FREQの可変範囲を400Hz〜40kHzに拡張しました。
アンプブロックの追加
- Dweezil Zappaが使用している、Fender Bassmanのモディファイ アンプをベースにしたアンプモデル “DWEEZIL’S B-MAN”を追加しました。
- ファームウェア Quantum v.2.03まで存在したアンプモデル “FRIEDMAN BE”、”FRIEDMAN HBE”を再追加しました。これらのモデルは、FRIEDMAN “MARSHA”をベースにしています。
バグフィックス
- アンプモデル RECTOLとRECTOL2の誤ったバイアス値を修正しました。
- AXE-EDITのライブラリーからインポートしたキャビブロックが正しく動作しない不具合を修正しました。
Axe-Fx II Quantum 2.03 – 2.04
アンプブロックの改良
- アンプモデリングのバージョンが選択可能になりました。
GLOBALメニューの”DEFAULT MODELING VERSION”は、アンプモデルを変更もしくは従来のプリセットをリコールした場合に適用されるモデリングバージョンを”Q2.00″、”Q2.01″、”LATEST”から選択します。
アンプブロックの”MODELING VERSION”パラメーターは、プリセット毎のモデリングバージョンを選択します。アンプブロックの”MODELING VERSION”を変更した場合には”PREAMP HARDNESS”の初期設定値が適用され、”PREAMP BIAS”と”HARMONICS”パラメーターのユーザー設定値はリセットされます。
- アンプモデル FRIEDMAN BE、HBEが現行モデルに基づいて再モデリングされました。
- Friedman BE/HBEのボイススイッチをレフトポジションにセットしたアンプモデル、FRIEDMAN BE/HBE V2を追加しました。
ボイススイッチをライトポジションにしたオリジナルモデルはFRIEDMAN BE/HBE V1に名称を変更しました。
バグフィックス
- アンプモデル “DELUXE VERB NRM” の誤ったゲイン設定値を修正しました。
- アンプブロック ”PREAMP BIAS”の変更時に発生するポップノイズを軽減しました。
- キャビネットブロックで、XもしくはYがPREAMP TYPE = NONE、SAT = 0に設定されていた場合に発生するX/Y切替時のポップノイズを解消しました。
- ドライブモデル “PLUS DIST”が、初期設定時に誤ったクリッピングタイプを選択する不具合を修正しました。
Axe-Fx II Quantum 2.02
アンプブロックの改良
- 一部のパラメーターが、グローバルブロック機能の使用時に正しく読み込まれない不具合を修正しました。
- プリアンプモデリングがより洗練されました。
Axe-Fx II Quantum 2.01
アンプモデリングの改良
- プリアンプチューブのモデリング方式が、“MODERN”、”VINTAGE”等の理論値から実測値に従う方式に改良変更され、精度の高い6種類のプリアンプチューブ12AX7、ECC83、7025、12AX7B、ECC803、EF86が選択できます。
EF86は三極管とほぼ同じゲインに設定されています。
- 出力真空管のサチュレーションモデリングが改良され、実機アンプに比肩する真空管特有の暖かい歪みを表現できるようになりました。 “POWER AMP HARDNESS”パラメーターは自動的にアンプモデルに適正な値に設定されます。
- 複数真空管の相互作用をシミュレートするインタラクション モデリングを改良し、新たに“HARMONICS”パラメーター を追加しました。 高い値に設定した場合、よりソフトなディストーションが得られます。 初期設定値はアンプモデルに合わせた自動的に設定されます。
- 仮想出力トランスのサチュレーションモデリングを改良しました。
- バイパスモードの”THRU”タイプを改良しました。 DELAYブロックをオンにした時のリピート音の繋がりがスムーズになりました。
- アンプモデル “MZ-8″を改良し、より実際のアンプに近いサウンドになりました。
エフェクトブロックの改良
- CABブロックにキャビネットタイプ “INVERT”を追加しました。 逆相信号は”DELAY”パラメーターの設定により、
ステレオモード時に特殊な効果をつくりだします。
- リバース ディレイのディレイタイムが長い時に発生する僅かなモジュレーションを改善しました。
Axe-Fx II Quantum 2.00
はじめに !!
- 当ファームウェアはアンプモデリング方式に重要なアップデートが行なわれた他、多くのアンプモデルが再構築されています。
なお、従来のプリセットはそのままご使用頂けますが、サウンドは変わってしまう場合がございますことご留意下さい。
バージョンアップはプリセットを再エディットする為の十分な時間がある時に行うことをお薦め致します。
アンプモデリングの改良
- 真空管のモデリング方式を改良しました。 新しいアルゴリズムは理論値ではなく実測値から算出したより正確なプレート電流が用いられ、スムーズで厚みのあるディストーションとダイナミック レスポンスの改善が行なわれました。
- 電源供給回路のモデリングを変更する事により、SAG (ギター入力による電圧降下で歪が発生する現象)のニュアンスが改善されました。
仮想供給電圧 (B+)はアンプブロックのPWR DYNページでモニタリングが行えます。
SUPPLY SAGパラメーターがOFF以外に設定されている場合には、ゲインリダクションメーターがアイドリング電圧に対する供給電圧をdB表示します。
- CLASS-A アンプモデル (CLASS-A 30W、AC-20 DLX等)の、カソードバイアスアルゴリズムを改良しました。
CATHODE SQUISHパラメーターは仮想カソード抵抗値を設定します。
設定値50%は、カソード抵抗が最適な状態で、出力真空管を理想的なCLASS Aとして駆動します。
(SAGやスクリーン電圧の降下によるバイアス変化には影響されません。)
50%以上ではカソード抵抗値が高くなり、バイアスが深いコールドな設定となります。
50%以下ではCLASS Aを超えた動作状態となり、実際のアンプでは真空管が破壊するバーチャルアンプならではの設定となります。
実機では殆どのCLASS Aタイプアンプは、実際のCLASS Aより深いバイアス設定になっているためこのパラメーターの初期設定値は、ベースとなるアンプモデルのバイアス値を反映しています。CLASS Aタイプのアンプタイプでは”POWER TUBE BIAS”を1.0に設定してください。 このパラメーターはグリッド電圧をコントロールし、CLASS Aタイプアンプのグリッド電圧を最大値に設定します。
既存のプリセットではCATHODE BIASとPOWER TUBE BIASが自動的にアップデートされます。
エフェクトブロックの改良
- PHASERブロックのCPU使用率を改善しました。
- “FILTER SLOPE”パラメーターがCABブロックに追加されました。 LOW CUTフィルターとHI CUTフィルターのスロープ(減衰傾度)を6dB/Octもしくは12dB/Octに設定できます。
アンプモデルの改良
- アンプモデル PLEXI JUMP におけるDRIVEコントロールの相互干渉を改良しました。
- アンプモデル PLEXI 50W HI AMPを PLEXI 50W HI 1に名称変更しました。
アンプモデルの追加
- アンプモデルに、PLEXI 50W HI 2を追加しました。 プリアンプ真空管のセカンド・ステージに、0.68μFのカソード バイパス キャパシターが追加された以外は、PLEXI 50W HI 1と同じです。 実機では70年代初めの生産分からセカンド・ステージにカソード バイパス キャパシターが追加され、以前のモデルより僅かに明るいトーンとなりました。
- Marshall 1959SLP100 1970モデルをベースにしたアンプモデル、PLEXI 100W 1970を追加しました。 初期のPLEXIより、ダークでスムーズなサウンドを特長としたモデルです。
- Paul Ruby Rocketのブライトスイッチをダウンポジションにしたアンプモデル、”RUBY ROCKET”を追加しました。ブライトスイッチをアップポジションにした従来のモデルは”RUBY ROCKET BRT”に名称を変更しました。
- MORGAN ACー20 DELUXEのリアスイッチを12AX7に、BASS/TREBLEスイッチをBASSにセットしたアンプモデル “AC-20 12AX7 B”を追加しました。従来のモデルは”AC-20 EF86 B”、”AC-20 EF86 T、”AC-20 12AX7 T”に名称変更しました。
- パワーチューブにKT-88を使用した、Spawn Nitrou の OD-1モードをベースにしたアンプモデル”SPAWN NITROU 1”を追加しました。
- 初期のファームウェアアップデートで不具合が発生したSPAWN NITROUモデルを修正しました。 OD-2モードをベースにした以前のモデルは、”SPAWN NITROU 2”に名称変更しました。 従来のプリセットに使用している場合は、アンプモデルを再選択してリセットを行なってください。
バグフィックス
- 全ての”DIZZY”モデルにおける、ネガティブフィードバックの誤った初期設定値を修正しました。 このモデルのプレゼンスコントロールは、実機より広い可変範囲になっています。 実機でプレゼンスを最大にした状態は、このパラメータの7-8に相当します。
- アンプモデル”RECTO2”で、ベースコントロールの誤ったテーパーを修正しました。 以前のテーパーがLog30Aであったのに対し、新しいテーパーはLog10Aです。
Axe-Fx II Quantum 1.06
アンプモデルの追加
- VOX AC30 ブライトチャンネルをベースにしたアンプモデル”CLASS-A 30W BRT”を追加しました。
アンプモデルの改良
-
- スクリーングリッドのモデリング方法をより正確にしました。
- アンプモデル CLASS-A 15W TB、CLASS-A 30W TB、HOT KITTY、MATCHBOX D-30の誤ったカソードフォロア設定値を修正しました。
既存のプリセットは自動的に新しい設定値に更新されます。
- アンプブロック CF RATIO パラメーターの可変範囲を拡張しました。
- 注意 !! 既存のプリセットは初期設定値にリセットされます。
CF RATIOパラメーターの設定を変更しているプリセットは再設定が必要です。
エフェクトブロック及びアウトプットの改良
- SCENEのナンバー表示をOUTPUT及びFX LOOPのエディットウィンドウに追加しました。
SCENEナンバーの選択はクイックコントロールノブ A で行えます。
Axe-Fx II Quantum 1.03 – 1.05
アンプモデルの追加
- Soldano X-88のクリーンチャンネルをベースにしたアンプモデル “SOLO 88 CLEAN”を追加しました。
- Peavey 6505+ のCh1、クランチスイッチ=オン、ブライトスイッチ=オフをベースにしたアンプモデル”PVH 6160+ RHY”を追加しました。
従来の”PVH 6160 II RHY”は、名称を”PVH 6160+ RHY B”に、”PVH 6160 II LD”は、名称を”PVH 6160+ LD”に変更しました。
アンプモデルの改良
- 三極管グリッドのモデリング方法を改良することにより、アンプを極限までドライブさせた時に生じるディストーションサウンドの低音成分がよりタイトになりました。
- カソード フォロアのモデリング方法を改良することにより、ハーモニクスのぎらつきを無くし、より繊細なチャイムの様な高音域を実現しました。
- アンプモデル DISSY 及び HERBIE のトーン回路を修正しました。 この修正は、”BASS=0”といった極端なトーン セッティング以外では音質に影響を与えません。
- 三極管の入力レベルが飽和状態になった際に発生する歪のシミュレーションを新しい計算方法に基づき改良しました。
実際の真空管動作と倍音構成をより忠実に再現し、さらには、歪全体のニュアンスがよりスムーズとなりました。
- アルゴリズムの変更に伴い、PREAMP HARDNESSの初期設定値を変更しました。 既存のプリセットは自動的に新しい値に更新されます。
バグフィックス
- アンプモデル CA3+ LEADにおいて、プリアンプバイアスの誤った初期設定値を修正しました。
- 特定のアンプモデルを切替えた際にスイッチノイズが発生する不具合を解消しました。
- グローバルブロックに登録したミキサーブロックのパラメーターが正しくリコールされない不具合を解消しました。
- アンプモデル “CA3+ CLEAN”において、カソードコンデンサーの誤った値を修正しました。
- “BACKUP SYSTEM” (XL,XL+のみ) が誤ったメモリーエリアにプリセットを上書きする不具合を解消しました。
Axe-Fx II Quantum 1.01 – 1.02
アンプブロックの追加
- Fender Deluxe Reverbのノーマルチャンネルをベースにしたアンプモデル “DELUXE VERB NRM”を追加しました。
ビブラートチャンネルをベースにした従来のDeluxe Reverbモデルは、名称を”DELUXE VERB VIB”に変更しました。
- Fender Twin Reverbのノーマルチャンネルをベースにしたアンプモデル “DOUBLE VERB NRM”を追加しました。
ビブラートチャンネルをベースにした従来のTwin Reverbモデルは、名称を”DOUBLE VERB VIB”に変更しました。
- Fender Super Reverbのノーマルチャンネルをベースにしたアンプモデル “SUPER VERB NRM”を追加しました。ビブラートチャンネルをベースにした、従来のSuper Reverbモデルは、名称を”SUPER VERB VIB”に変更しました。
- Bludetone Bluo-Drive “Ojai” SpecialのPAB(プリアンプバイパス)スイッチをオフにした状態をベースにしたアンプモデル “BLUDOJAI LD2” を追加しました。PABスイッチをオンにした状態をベースにした従来のBluo-Drive “Ojai” Specialモデルは、名称を”BLUDOJAI LD1”に変更しました。
- Bludetone Bluo-Drive “Ojai” SpecialのPAB(プリアンプバイパス)スイッチをオフにした状態をベースにしたアンプモデル “BLUDOJAI LD2” を追加しました。PABスイッチをオンにした状態をベースにした従来のBluo-Drive “Ojai” Specialモデルは、名称を”BLUDOJAI LD1”に変更しました。
- Marshall 1972 Plexi 50WのHIインプットチャンネルをベースにしたアンプモデル”PLEXI 50W 6550”を追加しました。
- アンプモデル “FAS HOT ROD”を追加しました。
エフェクトブロックの改良
- ファクトリーキャビネット54-56をCAB PACK “ML BRIT 4×12” Collection” から選ばれたUltraRes IRデータに置き換えました。
- ドライブタイプに “FAS BOOST”を追加しました。 PLEXIタイプなど、ヴィンテージアンプのブーストに最適なクリーンブースターです。
- ディレイタイプに “DELUXE MIND GUY”、”MONOBBD”、”STEREO BBD”、”LO-FI TAPE”を追加しました。
バグフィックス
-
- ミキサーブロックに於いて、PAGE2のパラメーターでX/Yが選択できない不具合を解消しました。
- アンプモデル DIZZY V4 BLUE 3 及び 4の誤ったドライブポットの配線とプリアンプバイアスの初期設定値を修正しました。
- アンプモデル DIZZY V4 (オールタイプ)の、PREAMP COMP初期設定値を修正しました。
- アンプモデル MR Z MZ-8 のPOWER TUBE BIAS初期設定値を修正しました。
- アンプモデル BOGFISHのエラーを修正しました。
- アンプモデル SHIVER LEADの誤ったドライブポット値を修正しました。
- アンプモデル HERBIEの誤ったモデリングデータを修正しました。
※これらのアンプモデルを使用している以前のプリセットは、アンプモデルを再選択することによりアップデートされます。
- Axe-Fx II MK I/II に於いて、システムデータのバックアップ、リストアが正しく行なわれない不具合を改善しました。
- CAB2ブロックのIR(インパルス レスポンス)データをスクラッチパッドに送った際に、データが更新されない不具合を解消しました。
- Axe-Fx II MK I/II に於いて、Fetch Backup PatchとFetch Factory Patchが正しく機能しない不具合を解消しました。
- ディレイブロックのスイープ ディレイタイプに於いて、BIT REDUCTIONパラメーターがリストに表示されない不具合を解消しました。
- CPU使用率の高いプリセットのシステムデータをバックアップする際に”TIMEOUT”が発生する不具合を解消しました。
- CPUの使用率を改善しました。
Axe-Fx II Quantum 1.01 – 1.02
Axe-Fx II Quantumは新技術 リアルタイム スパイス アルゴリズム (RTS) によりアンプモデリングテクノロジーに革新をもたらす新しいコンセプトのファームウェアです。
アンプモデルの追加
- Marshall ラックプリ JMP-1をベースとしたアンプモデルは既にBRIT PREがありますが、トップギタリストからのリクエストによりこのモデルの変更は行わず新たに4つのアンプモデルを”JMPRE-1″として追加しました。 BSは Bass Shift機能の搭載モデルを意味します。このモデルは初期設定でMarshall 100Wパワーアンプのシミュレートがアクティブに設定されています。
- アンプブロックの”PRE TUBE TYPE”にRTSアルゴリズムによる三極真空管を3モデル(12AX7A、ECC83、7025)追加しました。
QUANTUMへのバージョンアップ後に”全AMPモデルの”PRE TUBE TYPE”は12X7Aに変更されます。
“PRE TUBE TYPE”を初期設定以外に設定していた場合には必要に応じて任意の”TUBE TYPE”に再設定してください。
- プリアンプ コンプレッサーのタイプを選択する”COMP TYPE”パラメーターをAMPブロックに追加しました。
このパラメーターはPREAMP COMP、DYNAMICS、PREAMP BIAS、OUTPUT LEVELと共に新しいページ “PRE DYN”に含まれています。(OUTPUT LEVELは他ページにある同名のパラメーターと同じです。)
- PREAMP COMP TYPEは真空管アンプのコンプ感を正確に再現した”AUTHENTIC”と理想的な歪をもった”IDEAL”から選択できます。
IDEALタイプは明瞭感のあるタイトな低域を特徴とし、AUTHENTICは派手でルーズなコンプ感を特徴としています。
ハイゲイン・プレーヤーにはIDEALタイプが好まれる傾向です。
- “CF COMP”パラメーターの名称を”PREAMP COMPに変更しました。
- AMPブロックの”CHARACTER”に新しいモードが追加されました。”DYNAMIC”はトーン・コントロールのニュータイプでピッキングの強弱による音の太さや音質の変化を調整します。
サンプルセッティングとして TYPE=”DYNAMIC”、CHAR FREQ=450、CHAR Q=0.7、CHAR AMT=4.0にセットすることで、激しいピッキングに対しては太く厚みのあるリッチなサウンドになりますがソフトタッチのピッキングにおいてもサウンドがチープになることはありません。
キャビネットブロックの改良
-
- スクリーングリッドのモデリング方法をより正確にしました。
- アンプモデル CLASS-A 15W TB、CLASS-A 30W TB、HOT KITTY、MATCHBOX D-30の誤ったカソードフォロア設定値を修正しました。
既存のプリセットは自動的に新しい設定値に更新されます。
- アンプブロック CF RATIO パラメーターの可変範囲を拡張しました。
- 注意 !! 既存のプリセットは初期設定値にリセットされます。
CF RATIOパラメーターの設定を変更しているプリセットは再設定が必要です。
エフェクトブロックの改良
- FLANGERブロックの”DRY DELAY SHIFT”パラメーターが動作しない不具合を修正するとともに、”DRY DELAY”への名称変更と機能変更を行い直感的な操作を可能にしました。
このパラメーターは原音のディレイ・タイムをエフェクト音の最大ディレイ・タイムに対するパーセンテージで設定します。
クラシックタイプのTHRUZEROフランジングはこのパラメーターを50%にすることで得られ、上下に変化させると新しいエフェクト効果が得られます。
“THROUGH ZERO”パラメーターがオフの状態ではこのパラメーターは機能しません。
バグフィックス
- アンプモデルRECTROの誤ったDCバイアスを修正しました。これによる音質変化は殆どありません。
バージョン : 19.00 アップデート内容
アンプブロックの改良
- 出力真空管のプレート電流を再計算しました。明瞭度が増し、アタック感が改善された他、ヘビーディストーションがよりスムーズになりました。 この改良に伴いパワーチューブバイアスの初期設定値が変更されましたが、既存のプリセットは新しい設定値に自動的に アップデートされます。
- アンプブロック、アウトプットコンプレッサーの動作が2モードになりました。これらのモードは新しく追加されたCOMP TYPEパラメーターで選択します。 “OUTPUT”は従来と同じくアンプブロックの出力に対して動作します。 “FEEDBACK”も同様にアンプブロックの 出力に対して動作しますが、出力のコンプレッションに基づくダイナミクスをインプットに適用します。 COMP CLARITYパラメーターはインプットダイナミクスの低音域を調整し低音域の明瞭度を変化させます。
- アンプモデル BLANKENSHIP LEADSがG3モデリングにアップデートされました。
バグフィックス
- ロータリーブロックのオン/オフ状態がシーンに正しくセーブされない不具合を解消しました。
- アンプブロックBIAS EXCURSIONパラメーターの設定値がセーブされない不具合を解消しました。
- パワーアンプ モデリングがOFFにならない不具合を解消しました。
- アンプモデル CITRUS BASS 200がクリック音を発生する不具合を解消しました。
- UTILITYメニュー PRESETページにある、FETCH FACTORY PRESET、FETCH BACKUP PRESETに発生する不具合を 解消しました。 (このパラメーターはAxe-Fx II XL及びXL +にはありません。)
- アンプモデル PRINCE TONEとRECTROモデルの切替時に発生するMIDコントロールの誤動作を解消しました。
バージョン : 18.09 -12 アップデート内容
アンプブロックの改良
- 位相反転回路のシミュレートに電圧降下の影響による音質変化を取り入れました。
- 出力トランスのシミュレートに2次側の電力損失による音質変化を取り入れました。
- アンプモデル BLANKENSHIP LEADSがG3モデリングにアップデートされました。
バグフィックス
- ロータリーブロックのオン/オフ状態がシーンに正しくセーブされない不具合を解消しました。
- アンプブロックBIAS EXCURSIONパラメーターの設定値がセーブされない不具合を解消しました。
- パワーアンプ モデリングがOFFにならない不具合を解消しました。
- アンプモデル CITRUS BASS 200がクリック音を発生する不具合を解消しました。
- UTILITYメニュー PRESETページにある、FETCH FACTORY PRESET、FETCH BACKUP PRESETに発生する不具合を 解消しました。 (このパラメーターはAxe-Fx II XL及びXL +にはありません。)
- アンプモデル PRINCE TONEとRECTROモデルの切替時に発生するMIDコントロールの誤動作を解消しました。
バージョン : 18.08 アップデート内容
アンプモデルの追加
- 位相反転回路のシミュレートに電圧降下の影響による音質変化を取り入れました。
- 出力トランスのシミュレートに2次側の電力損失による音質変化を取り入れました。
- アンプモデル BLANKENSHIP LEADSがG3モデリングにアップデートされました。
アンプブロックの改良
- 以下のアンプがG3モデリングにアップデートされました。
- HERBIE
- CITRUS RV50
- BADGER 30
- USA IIC+
- プリアンプ チューブが4タイプになりました。
- SHORT PLATE : 現代生産されているショートプレートの12AX7を正確に再現します。
- LONG PLATE : ヴィンテージタイプのロングプレート12AX7を正確に再現します。
- MODERN : ファームウェア V.18.04にあったタイプです。 ハイゲインサウンドにおいて各弦のセパレーションと 明瞭度に優れた理想的な真空管です。
- VINTAGE : 同じくファームウェア V.18.04にあったタイプです。 MODERNよりソフトな歪を特徴としゲインの増加に対して 歪がリニアに変化しないヴィンテージ チューブの特性を再現します。
バージョン : 18.04 – 18.07 アップデート内容
アンプブロックの改良
- アンプブロックに”PREAMP TUBE TYPE”パラメーターが追加されました。 真空管のキャラクターを現代的な三極管サウンドの”SHORT PLATE”と、より柔らかい歪みを特徴とした “LONG PLATE”からセレクトできます。 初期設定では”SHORT PLATE”がセレクトされています。
- POWER TUBE GRID CONDUCTION (“GRID COND OFF”)を改良しました。 入力信号の強弱に対するダイナミクスを改良し、パワーアンプの”臨界点”寸前の過激なオーバードライブサウンドを再現します。
- アンプタイプ”TX STAR LEAD”、”TX STAR CLEAN”、”DIV/13 CJ”がG3にアップデートされました。
- ヴィンテージタイプのTONE STACKで発生していたミッドレンジの僅かな減少を修正しました。
アンプモデルの追加
- アンプモデルに”DIV/13 CJ”のボリュームノブを引いてBOOST機能をオンにした”DIV/13 CJ BOOST”が追加されました。
グローバルメニューの追加
- GLOBALメニューにTAP TEMPOモードオプションが加わりました。
“AVERAGE”はBPMが最大10タップの平均値に設定されます。 “LAST TWO”は最後に入力された2タップがBPMを決定します。
エフェクトブロックの改良
- MULTIDELAYブロックの”QUAD-TAPE-DELAY”にダッキング機能が追加されました。
- “LFO BYPASS RESET”パラメーターがFLANGERとPHASERブロックに追加されました。 このパラメーターをOFF以外に設定すると、エフェクトをバイパスする度に設定した位相にリセットされます。 この機能によりスイープエフェクトの位相が同期されます。
- REVERBブロックに”RICH HALL”タイプが追加されました。
ユーティリティメニューの変更
- ユーティリティメニュー “UPDATE AMPS ALL PRSTS”を削除しました。
バグフィックス
- 特定のアンプ タイプを切替えた時に、プレゼンスのネットワーク回路が正常にアップデートされない不具合を解消しました。
- いくつかのアンプでファズの様なサウンドを発生させる原因となっていたバイアスの過度な位相反転を修正しました。
- ドライブ タイプの一部で発生した、TUNERのMUTEモードが”OFF”以外に設定されている際の音質不具合を解消しました。
- CABINETブロックでULTRA-RESモデルが正しく動作しなかった不具合を解消しました。
- 特定のアンプタイプを切替えた時に、ドライブのネットワーク回路でハイパスフィルターが正常にリセットされない不具合を 解消しました。
- アンプモデル”ANGEL SEVERE”で初期設定のクランチサウンドを変更しました。
- PEDALタイプのコンプレッサーでコンプレッション量が不足している不具合を解消しました。
バージョン : 18.03
アンプブロックの改良
バージョンアップ後、ディスプレイに”NO INPUT CLOCK!”が表示される場合は、I/OメニューのAUDIOページに追加された “WORD CLOCK”パラメーターを”AUTO”に設定してください。 バージョンアップ後にPCからの音声がAxe-Fx IIのOUTPUT1及びヘッドフォン端子から出力されない場合は、AUDIOページに 追加された”USB RETURN LEVEL”を調整してください。 Axe-Fx II、XLファームウェアアップデートに伴いプリセットデータを更新しました。
- アンプブロックに”PREAMP TUBE TYPE”パラメーターが追加されました。 真空管のキャラクターを現代的な三極管サウンドの”SHORT PLATE”と、より柔らかい歪みを特徴とした “LONG PLATE”からセレクトできます。 初期設定では”SHORT PLATE”がセレクトされています。
- POWER TUBE GRID CONDUCTION (“GRID COND OFF”)を改良しました。 入力信号の強弱に対するダイナミクスを改良し、パワーアンプの”臨界点”寸前の過激なオーバードライブサウンドを再現します。
- アンプタイプ”TX STAR LEAD”、”TX STAR CLEAN”、”DIV/13 CJ”がG3にアップデートされました。
- ヴィンテージタイプのTONE STACKで発生していたミッドレンジの僅かな減少を修正しました。
アンプモデルの追加
- アンプモデルに”DIV/13 CJ”のボリュームノブを引いてBOOST機能をオンにした”DIV/13 CJ BOOST”が追加されました。
グローバルメニューの追加
- GLOBALメニューにTAP TEMPOモードオプションが加わりました。
“AVERAGE”はBPMが最大10タップの平均値に設定されます。 “LAST TWO”は最後に入力された2タップがBPMを決定します。
エフェクトブロックの改良
- MULTIDELAYブロックの”QUAD-TAPE-DELAY”にダッキング機能が追加されました。
- “LFO BYPASS RESET”パラメーターがFLANGERとPHASERブロックに追加されました。 このパラメーターをOFF以外に設定すると、エフェクトをバイパスする度に設定した位相にリセットされます。 この機能によりスイープエフェクトの位相が同期されます。
- REVERBブロックに”RICH HALL”タイプが追加されました。
ユーティリティメニューの変更
- ユーティリティメニュー “UPDATE AMPS ALL PRSTS”を削除しました。
バグフィックス
- 特定のアンプ タイプを切替えた時に、プレゼンスのネットワーク回路が正常にアップデートされない不具合を解消しました。
- いくつかのアンプでファズの様なサウンドを発生させる原因となっていたバイアスの過度な位相反転を修正しました。
- ドライブ タイプの一部で発生した、TUNERのMUTEモードが”OFF”以外に設定されている際の音質不具合を解消しました。
- CABINETブロックでULTRA-RESモデルが正しく動作しなかった不具合を解消しました。
- 特定のアンプタイプを切替えた時に、ドライブのネットワーク回路でハイパスフィルターが正常にリセットされない不具合を 解消しました。
- アンプモデル”ANGEL SEVERE”で初期設定のクランチサウンドを変更しました。
- PEDALタイプのコンプレッサーでコンプレッション量が不足している不具合を解消しました。
バージョン : 18.03
バージョンアップ後、ディスプレイに”NO INPUT CLOCK!”が表示される場合は、I/OメニューのAUDIOページに追加された “WORD CLOCK”パラメーターを”AUTO”に設定してください。 バージョンアップ後にPCからの音声がAxe-Fx IIのOUTPUT1及びヘッドフォン端子から出力されない場合は、AUDIOページに 追加された”USB RETURN LEVEL”を調整してください。 Axe-Fx II、XLファームウェアアップデートに伴いプリセットデータを更新しました。
モデリング アルゴリズムの進化
- 全く新しいモデリング アルゴリズム Generation 3 (G3) を取り入れました。 G3モデリングは今までのモデリングをより正確な周波数特性へと進化させ、フィンガリングの微妙な変化とピッキングの強弱に よって生まれるトーンとディストーションの変化をより繊細に再現します。 G3モデリングにフルバージョンアップされたアンプモデルにはアンプブロックの”PRE”ページにおいてアンプネームの後に ”(G3)”と表示されます。 フルバージョンアップが行われていないアンプモデルも改良されたアルゴリズムによる音質の改善が行われています。
アンプブロックの追加
- FREIDMAN SMALLBOX をベースにしたアンプモデル”FREIDMAN SM BOX”を追加しました。
エフェクトブロックの改良
- “ROTARY”ブロックが改良されました。 “ROTARY”ブロックを使用している以前のプリセットは、パラメーターのリセットを推奨します。 ( パラメーターのリセットはEDIT画面でBYPASSボタンをダブルクリックすることで行われます。)
- “ROTARY”ブロックがX/Yモードに対応しました。 スロー/ファースト切替等を簡単に行えます。
- ”CPR”ブロックの”LEVEL”パラメーターがモディフィケーションに対応しました。
- UltraResTM IRを使用しているファクトリーキャビネットの数モデルが近日発表予定のCab Pack “Universal Noise Storage 2“に収められているIRに変更されました。 これはファームウェアv.17.04で追加された”Mic+DI”モードでキャプチャーされたIRです。 従来のキャプチャーより精度とサウンドの明瞭度が改善されています。
I/Oパラメーターの追加
- I/OメニューのAUDIOページにUSB RETURN LEVELが追加されました。 USBで入力された信号レベルをメイン出力に送る音量を調整します。 Axe-Fx IIをオーディオインターフェースとして使用する場合、PCからの信号レベルをこのパラメーターで調整します。
- I/OメニューのAUDIOページに”WORD CLOCK”パラメーターが追加されました。 A/D、D/Aコンバーターのクロックソースを選択します。
バグフィックス
- “CAB”ブロックのルームシミュレーションに発生する不具合を解消しました。
- “RESET SYSTEM PARAMS”実行時に”USB/DIGI OUT SOURCE”がINPUTに、”USB BUFFER SIZE”が最小値になる不具合を 解消しました。
- “AMP”ブロックのBRITEとSATスイッチをモディファイヤーに設定した際に発生する不具合を解消しました。
- BLANKENSHIP LEEDS等のハイカット ネットワークを装備しないアンプで、HI CUTパラメーターを最大値に設定した際に 発生する不具合を解消しました。
- “MULTIDELAY”ブロックの”QUAD SERIES”で”MASTER FEEDBK”が機能しない不具合を解消しました。
バージョン : 17.04 アップデート内容
アンプモデルの追加
- AB165 BASSMANのベースチャンネルをベースにしたアンプモデル “65 BASSGUY BASS”を追加しました。 従来の”65 BASSGUY”はノーマルチャンネルであることを示す“65 BASSGUY NRML”に名称変更しました。
- アンプモデル “VIBRA-KING FAT”を追加しました。
アンプモデルの改良
- 出力真空管のスクリーングリッドとアノード電圧の関係性を見直しました。 これにより仮想パワーアンプをオーバードライブした際のピッキングに対するレスポンスがよりダイナミックで開放的な サウンドとなりました。
- いくつかのアンプモデルで”CATHODE SQUISH”モデリングの初期設定値を変更しました。 対象となるアンプモデルを使用としたプリセットは自動的に更新されます。
- “CATHODE SQUISH”モデリングの動作がバイアスポイントに追従するように改良しました。
- “MR Z HWY 66”のゲインを9.5以上に設定すると音量が下がる不具合を解消しました。
- いくつかのアンプモデルの動作特性を修正しました。
IRキャプチャー方式の追加
- IRキャプチャー方式に “MIC + DI”を追加しました。 従来のマイク信号によるIRキャプチャーをアンプのラインアウト信号で修正することにより正確なIRキャプチャー が可能になっただけでなく、チューブギターアンプを含む殆ど全てのアンプをキャプチャー用アンプとして使用できるように なりました。 たとえヘビーディストーションに設定されたギターアンプを使用した場合でも、Axe-Fx II のユニークな キャプチャー技術は測定結果から全てのディストーション成分を取り除きスピーカーキャビネットのピュアな特性を正確に キャプチャーします。
その他の改良
- メニューリストの最後尾から先頭、もしくは先頭から最後尾が矢印キーで移動できます。
- ドライブモデル”RUCKUS”の誤ったトーンポット定数を修正しました。
- ピンポンディレイのホールド機能が正しく動作しない不具合を解消しました。
バージョン : 17.02 アップデート内容
アンプモデルの追加
- アンプモデルに“1959SLP JUMP”を追加しました。
- アンプモデルに“FAS MODERN III”を追加しました。 RECTROモデルによりタイトな低音域を待たせたカソードバイアスのパワーアンプです。
- アンプモデル “ODS-100 FORD MD”を追加しました。 “ODS-100 FORD”のMIDスイッチをONにしたモデルです。
- アンプモデル”MR Z HWY 66”を追加しました。
- アンプモデル”SUPER 6G4”を追加しました。
- アンプモデル”CONCERT 6G12”を追加しました。
アンプブロックの改良
- “USA” アンプモデルのフィードバック ネットワークを正確にシミュレートするため、 プリアンプモデルを除くすべての モデルを再構築しました。 PRESENCE SHIFTスイッチをUSAアンプモデルに追加しました。 このスイッチはPRESENCEコントロールの下に位置し、 実機のプレセンスノブを引いた状態を再現します。 このスイッチをONにすると、ネガティブ・フィードバックの増加した時に 発生するループゲインの減少にともなう音量の低下を正確に再現します。
- アンプブロックのEQタイプがアップ/ダウン キーで選択可能になりました。 EQタイプ名はEQページに移動した後、及びアップ/ダウン キーでタイプを変更した後に一瞬表示されます。
- アンプブロックにノブをイラスト表記にした”DYN EQ”ページを追加しました。 このページには”DYN DEPTH”、”DYN PRES”、”CHAR AMT” の他 “CHAR TYPE” と “CHAR Q”が追加された”CHAR FREQ” がレイアウトされています。
- アンプブロックのパワーサプライモデリングをバイアス電流が流れていない状態のDC SAGをモデルに改良しました。
- アンプモデル “ODS-100 LEAD”と“ODS-100 LEAD MID”の名称を“ODS-100 HRM”と“ODS-100 HRM MID”に変更しました。 それぞれがODSのHRMバージョンをベースにしているためです。
- アンプモデル “ODS-100 LEAD 2” と “ODS-100 LEAD 3”の名称を“ODS-100 FORD 2” と “ODS-100 FORD 2”に 変更しました。 それぞれがODSのnon-HRMバージョンをベースにしているためです。
- アンプブロックのトランスフォーマーにあった計算上のマイナーエラー修正しました。
- アンプモデル SOLO 100のパラメーター CF COMPの誤った値を修正しました。
- アンプモデル ODS-100の誤ったネガティブフィードバック値を、再度MIMICを行い改良しました。
- アンプブロックのTONE STACKタイプに”DUMBLE HRM”を追加しました。 DUMBLE “HOT RUBBER MONKY” に用いられたプレート・ドライブのプレキシ スタイル トーンスタックです。
- アンプモデル “FOX ODS”の誤った値を修正しました。
- アンプモデル “PVH 6160 II” の誤った値を修正しました。
- アンプモデル”FOX ODS II”の誤ったローカット周波数を修正しました。 2タイプのFOXモデルはDEEPスイッチのON/OFF状態を示すため、それぞれ “FOX ODS”、”FOX ODS DEEP”に名称を 変更しました。 両モデルともにプリアンプバイパス(PAB)スイッチはONの状態です。
- アンプモデル “FAS BROOTALZ”の誤ったフィードバック ネットイワークを修正しました。
エフェクトブロックの改良
- キャビネットブロックにプリアンプ・セクションを追加しました。 ミキシングコンソール、プリアンプ、テープ等で発生する歪み成分をシミュレートします。
- グラフィック イコライザーとアンプ ブロックのEQ TYPEに ”3 BAND CONSOLE” を追加しました。
- マルチバンド コンプレッサー ブロックのDETECT TYPEに “FAST RMS” を追加しました。
- ドライブ ブロックのEFECT TYPEにエコーユニットのプリアンプをモデルにした”SDD PREAMP”、”FET PREAMP”と、 Suhr Riotをモデルにした”RUCKUS”を追加しました。
- フランジャーブロックを再構築しました。 新しいアルゴリズムは過去に用いられたBBD (Bucket Bridge Device)をモデルにしています。 (完全ステレオタイプを除く) 以前のプリセットはエフェクト音の再チェックと再設定を行って下さい。
- 新しいアルゴリズムによるフランジャータイプを追加しました。
- コーラスブロックに新しいアルゴリズムを追加しました。 フランジャーブロック用に開発したBBDアルゴリズムを基にしています。 すべてのアナログ コーラスはこのアルゴリズムを 使用しています。
- 新しいアルゴリズムによるコーラスタイプを追加しました。
- マルチディレイ ブロックのエフェクトタイプ “QUAD-TAP”及び”QUAD TAPE”にHIGH CUT、LOW CUTを追加しました。 これらのパラメーターは各ディレイライン上のバンドパスフィルターとは対称的に、全ディレイラインからのフィードバックに 対するハイパス及びローパスフィルターとして機能し、周波数帯域を限定したディレイサウンドを容易にクリエイトできます。
- マルチディレイ ブロックのエフェクトタイプ “QUAD-TAP”及び”QUAD TAPE”にDRIVEを追加しました。
- マルチディレイ ブロックのエフェクトタイプ “QUAD-TAP”及び”QUAD TAPE”におけるFEED BACKパラメータの動作を 改良しました。 フィードバックの合計が100%を超えた場合には100%になるように自動調整されます。 これにより、各ディレイのフィードバック設定が容易に行えます。
- TONE MATCHブロックの最初のページに”REF SOLO”へのショートカットを追加しました。 ダウンキーを押す度に”REF SOLO”のON (リファレンスシグナル)/OFF (ローカルシグナル) が切り替わります。
- キャビネットタイプの選択時に、最小値(FACTORY1)と最大値(SCRATCHPAD4)間の移動を可能にしました。
- USBを入力ソースとして設定していない場合のUSB入力レベルを6dBダウンし、高い出力レベルのトラックをプレイバック した際のクリップを防ぎます。
- USB アウトプットの音量がプリセットチェンジの際に変化する不具合を解決しました。
- 2つの “4x12KALTHALLEN” キャビネットモデルをCAB PACK7のULTRA RES サンプルに置き換えました。
- Cab-Lab でIRキャプチャーを行った際にユーティリティメニューに誤ったページが表示される不具合を解決しました。
ユーティリティの追加
- VUメーターをユーティリティ メニューに追加しました。 OUTPUT1、2の音量バランスを表示します。 これらの情報はプリセットレベルを目視で設定するのに便利です。 このページではアンプブロックのレベルをA,Bキーで設定できる他、OUT1、2レベルも数値表記されます。
バージョン : 16.04 アップデート内容
リバーブブロックの改良
- Reverbブロックに NORMAL / HIGH を選択するクオリティ オプションが追加されました。 HIGHクオリティモードのCPU使用率はNORMALクオリティモードより高くなりますがサウンドはスタジオクオリティの リバーブ専用機に匹敵します。
- 新しいアルゴリズムに基づき、パラメーターの追加、リバーブタイプの改良と追加を行いました。 HIGHクオリティモードに追加された”LATE INPUT MIX”は、初期反射音と拡散音をミックスしたデータを リバーブユニットに入力することで信号の位相をばらつかせ、メタリックな反射音を抑えます。
- リバーブタイムが最大100秒になりました。
- リバーブホールド機能が追加されました。 ホールド機能をオンにするとリバーブブロックへの入力はミュートされリバーブタイムは無限大にセットされます。 シンセパッドのような持続性のあるサウンドやドローンノート、ドローンコードに使用します。
リバーブブロックの改良
- Marshall 100W “Super Lead Plexi Model No.1959”をベースにしたアンプモデル1959SLP NORMAL 及び TREBLEを 追加しました。
- Diezel VH4のシルバーパネルバージョンをベースにしたアンプモデル DIZZY V4 SLVRを追加しました。
エフェクトブロックの改良
- キャビネットブロックにSTEREO ULTRARESモードが追加されました。 解析精度の高いULTRARES IRのステレオ使用が行えます。 NONーULTRARES IRは通常の解像度で処理されます。
- ファクトリーキャビネット69-72 (Kalthallen V30 ) をULTRARES IRに刷新しました。
- PEDAL COMP2 のコンプレッサーアルゴリズムを改良しました。
バグフィックス
- アンプモデル MR Z MZ-38に発生していたいくつかのバグを解消しました。
バージョン : 16.02 アップデート内容
アンプモデルの追加
- アンプモデルにVOX AC30HW をベースとし、HOT/COOLスイッチをHOTに設定した”CLASS-A 30W HOT”を追加しました。
アンプブロックの改良
- アンプブロックのアウトプットトランス モデリングを改良しました。 新しいアルゴリズムはトランス内で変化する静電容量がもたらす仮想真空管の負荷をより正確にシミュレートし、結果として 粗さの無いチャイムのような高音域を生み出します。 この効果はアンプのネガティブ フィードバックが低いセッティングの時、 もしくはプレゼンスが高いセッティングの時に顕著です。
- アンプブロックのSPKRページにスロープパラメーター(SLOPE)を追加しました。 このパラメーターは仮想ボイスコイルの高周波数帯インピーダンスの微調整を行いインピーダンスカーブを変化させます。 スピーカーのボイスコイルはモーターと同じく渦電流損失を発生する”セミ インダクティブ(電磁誘導)”です。 これはパワーアンプに影響を与えるインピーダンスが完全な電磁誘導を起こさず、また完全な抵抗成分でも無いことを 意味します。 抵抗損失の度合いはスピーカーのタイプによって異なります。 SLOPE設定を下げると電磁誘導量が少なくなり上げると多くなります。 一般的なスピーカーの電磁誘導量は3.0〜4.5の範囲で中間値は約3.7です。 低い設定値では広範囲の中音域に影響を与え、高い設定値は特定の周波数帯に影響を与えます。
- アンプブロックにDYNAMICSコントロールを追加しました。 アンプ アルゴリズムのダイナミックレスポンスを変えるダイナミクス プロセッサーを調整します。 0以下に設定した場合、アンプのコンプレッションがスムーズになりダイナミック感は少なくなります。 0以上に設定するとエッジが強調され迫力のあるダイナミックなサウンドに変化します。 ※ 極端に大きな設定値はクリッピングや中域が反響したような不快な効果の原因となります。
- アンプブロックのADVANCED(ADV)メニューにAC電圧コントロールを追加しました。 AC VOLTAGE (VARIAC)と呼ばれるこのパラメーターはアンプへの供給電圧による音質変化をシミュレートします。 ※ 実際のアンプでは電圧の設定により音量が変化しますがシミュレーションでは音量補正を行うためマニュアル操作による 出力レベル調整は必要ありません。
- アンプブロックのSPKR DRIVEパラメーターをADVANCED(ADV)メニューに移動しました。
エフェクトブロックの改良
-
- コンプレッサーブロックにエフェクトタイプ DYNAMICSを追加しブロック名称をCOMP/DYNMCに変更しました。 DYNAMICSパラメーターをマイナス値に設定にするとコンプレッサーとして、プラス値に設定するとエクスパンダーとして 機能します。
- エフェクトタイプSTUDIO COMPのDETECTにFAST RMSを追加しました。 ビンテージ ラックマウントタイプの信号レベルの感知が鋭いコンプレッサーのように動作します。
- ノイズゲートを”CLASSIC”と”INTELLIGENT”の2タイプに改良しました。
従来のCLASSICタイプに対し、INTELLIGENTタイプは独自のノイズリダクションアルゴリズムを採用、より早く安定した 効果を特徴としています。
- リバーブブロックにダッキング機能を追加しました。 ディレイブロックのダッキング機能と同様に動作します。
バグフィックス
- アンプモデル ANGLE SEVERE のプレゼンスを下げると発振する問題を解消しました。
- アンプモデル AC-20 DLX TREBの誤ったLOW CUT FREQを修正しました。
- アンプモデル CITRUS TERRIER に発生するいくつかの問題を解消しました。
- グローバルメニューのREVERB MIX値が上書きされる問題を解消しました。
バージョン : 16.01 アップデート内容
アンプブロックの改良
- アンプモデルのカソードフォロワー回路を改良しました。 新モデルではクリッピングの特徴をよりリアルにするため、グリッド抵抗値が音にもたらす影響も考慮し再現しました。
- アンプブロックのパワーチューブモデルを改良しました。 新しいアルゴリズムはプレート電圧とグリッド電圧の対比をより正確に再現しパワーアンプのディストーションと フィーリングをよりリアルにします。
- アンプブロックのパワーチューブとアウトプットトランスの相互作用に改良を加えました。 これにより低周波数帯域がより実際のアンプフィーリングに近づきました。 また、キャビネット ブロックとの相互作用も改良され出力波形がより忠実に再現されます。
- アンプブロックにAMP HARDNESSパラメーターを追加しました。 このパラメータは仮想パワーチューブのグリッド クリッピングをコントロールします。 初期設定値は”MEDIUM”です。 以前のファームウェアで作成されたプリセットも”MEDIUM”に設定されます。
基本操作方法の改良
- レイアウトグリッドのナビゲーション方法を変更しました。 ←→ キーでグリッドをスクロールした際、最右のOUTPUTブロックもしくは最左のINPUTブロックでスクロールが止まります。 ↓↑キーでグリッドをスクロールした際、最上もしくは最下グリッドで隣のグリッドに移り、結果的に全てのグリッドが選択 できます。
アンプブロックの改良
- TUBE SCREAMERを基本にしたドライブペダル ( TS808、TS808 Mod、Super OD、Full OD、BB Pre、Eternal Love、 Zen MasterLED Drive ) が改良されました。
- CROSSOVERブロックのXOVER FREQUENCYにモディファイヤーを設定した場合に発生する不具合を解消しました。
基本操作方法の改良
- レイアウトグリッドのナビゲーション方法を変更しました。 ←→ キーでグリッドをスクロールした際、最右のOUTPUTブロックもしくは最左のINPUTブロックでスクロールが止まります。 ↓↑キーでグリッドをスクロールした際、最上もしくは最下グリッドで隣のグリッドに移り、結果的に全てのグリッドが選択 できます。
エフェクトブロックの改良
- TUBE SCREAMERを基本にしたドライブペダル ( TS808、TS808 Mod、Super OD、Full OD、BB Pre、Eternal Love、 Zen MasterLED Drive ) が改良されました。
- CROSSOVERブロックのXOVER FREQUENCYにモディファイヤーを設定した場合に発生する不具合を解消しました。
バージョン : 15.07 アップデート内容
PEDAL機能の追加
- リアパネルに接続するPEDALにプリセットナンバーの増減を行う機能を追加しました。 Axe-Fx II XLでは1つのPEDALをプリセットナンバーの増加に、もう一つのペダルを減少に使用出来ます。
バグフィックス
- NOISEGATEのスレショルドをモディファイヤーに割り当てた際に他のエフェクトブロックのパラメーターを書き換える原因 になる不具合を解消しました。
- SCENEをX/Y切換に使用した場合、COMPRESSOR、GATE、GRAPHIC EQ、PARAMETRIC EQ、PAN/TREMOLOブロック のバイパスモードが設定通りに機能しない不具合を解消しました。
バージョン : 15.06 アップデート内容
- AMPブロック EQタイプ “5BAND(MARK)”の誤った周波数表示を修正しました。
- 以前のファームウェアで作られたプリセットでPARAMETRIC EQ BAND4が誤ったフィルタータイプを選択する不具合を解消しました。
- I/O設定によってクリップLEDが点灯しない不具合を解消しました。
- AXE-EDITに誤ったバージョンナンバーが表示される不具合を解消しました。
プリセットエリアの拡大
バージョン : 15.05 アップデート内容
- 過去のプリセットでMASTER Qの初期値が0.1に設定される不具合を解消しました。
バージョン : 15.04 アップデート内容
エフェクトブロックの改良
- FILTERとPARAMETRIC EQのEQカーブにLOWSHELF2、HIGHSHELF 2を追加しました。 (PARAMETRIC EQではSHELVING2と表示されます。 Band1、2がLOWSHELF2、 Band4、5がHIGHSHELF2として機能します。) これらのEQカーブはクラシックなミキシングコンソールで用いられるアナログ・シェルビングフィルターで、独特のオーバー シュート(波形が立ち上がるときに規定のレベルを超える現象) を用いて得られる理想的な応答特性をシミュレートしています。 Qを0.5から0.707に設定して上記のクラシックサウンドを再現するか、それ以外に設定してオーバーシュートによる微妙な 周波数設定が行えます。
- PARAMETRIC EQのBAND2、4がEQカーブの選択に対応しました。 PEAKING、SHELVING、SHELVING2が選択できます。
- GRAFHIC EQとAMPブロックのEQセクションに3 BAND PASSIVE、 4BAND PASSIVE、 5BAND PASSIVEを追加しました。 これらはクラッシックタイプのアナログEQとギターアンプのEQをモデルにしています。
- MASTER Q パラメータをGRAPHIC EQブロックに追加しました。 すべての周波数帯のQを調整します。 初期設定値は1.0で通常は1オクターブを示します。 数値の増加に伴いQの幅が拡がり各周波数帯へのオーバーラップが増えます。 数値の現象はQ幅を狭くします。
- テープディレイ・アルゴリズムのDRIVEが0に設定されている時に機能するランナウェイ フィードバックプロテクションを 追加しました。
レイアウトメニューの改良
- レイアウトページNOISE GATEとMAIN OUTPUTのエディットメニューを移動しました。 これらのメニューはレイアウト画面の”IN/GATE”もしくは”OUTPUT”を選択し、EDITボタンを押しす事で表示されます。
バージョン : 15.03 アップデート内容
アンプモデルの追加
- アンプモデルにMarshall AFD100SCEをベースにした“BRIT AFS100”を追加しました。 “BRIT AFS100 1”は #34/AFDスイッチが#34モード(LEDオフ)、“BRIT AFS100 2”は AFDモード(LEDオン)の状態です。
アンプブロックの改良
- アンプブロックの”DYNAMIC DEPTH”アルゴリズムを改良しました。 新しいアルゴリズムは Inverse Homomorphic (非準同型フィルター)の係数にスピーカーページで使用されている スピーカーの低周波数帯特性を用いたことでDEPTHの調整による低音域の変化がより音楽的になりました。
エフェクトブロックの改良
- リバーブ ブロックを改良しました。 新しいアーリーリフレクション (初期反射) アルゴリズムはよりリアルで豊潤なリバーブサウンドを再生します。
- リバーブ ブロックにSTEREO WIDTH パラメーターを追加しました。
バグフィックス
- アンプモデル “TWO STONE J35” にあったいくつかの問題点を解消しました。
- DUMBLEスタイルのフィードバックネットワークを使用しているアンプモデルのDEPTHコントロールを操作した際に発生した問題点を解消しました。
- アンプモデル “FAS BROOTALZ”のDEPTHコントロールが動作しない不具合を解消しました。
- ユーティリティメニューの”UPDATE AMPS DEFAULTS”が一部の設定を正しくアップデートしない不具合を解消しました。
バージョン : 15.02 アップデート内容
Axe-Fx II / Axe-Fx II XL ファームウェアv15.00はメジャー リリースです。
バージョンアップを行う前に必ず “アップデート方法とご注意” をお読みください。
アンプモデリング方式の基本部分を改良した事により、下記に記載されていないアンプモデルのサウンドも向上します。 AMPブロックを使用しているプリセットは、改良内容を正しく読み込むためリセットによる更新を推奨します。 AMPブロックのリセットは既に選ばれているアンプタイプを再選択することで行います。 例えばアンプタイプが”DELUXE VERB”の場合、一度 ”DIRTY SHIRLEY” 等、別のアンプタイプを選択し再度”DELUXE VERB”を選択する事により新しい初期設定値に更新されます。 v9以前に作成されたファクトリーキャビネット119-132は高解像度(UltraRes)でキャプチャーされた新しいキャビネットに置き換えられました。 キャビネットナンバー119-132を使用していたプリセットは同じナンバーの新しいキャビネットに変更されます。 アンプモデリングの改良に伴いマスターボリュームのスイートスポットがより高くなりました。ハイゲイン・アンプを使用する際にもマスターボリュームを上げることにより、より煌めきのある躍動的なトーンと、パワーアンプが歪むことによるリアルなアンプフィールが得られます。 マスターボリュームの無い殆どのアンプは、プリアンプ出力の初期設定値が以前より高くなりました。 音量の大きいプリセットは”OUTPUT LEVEL”を下げる事による再調整が必要となります。
エフェクトブロックの改良
- “VARIABLE-Q”をGRAPHIC EQ、FILTER及びAMPブロックのEQタイプに追加しました。 クラシックタイプ グラフィック イコライザーはVARIABLE-Qタイプが多く、CONSTANT-Qタイプより普及していました。 FILTERブロックでは”PEAKING2″タイプがVARIABLE-Qタイプに該当します。 GRAPHIC EQブロックは4種のVARIABLE-Qと4種のCONSTANT-Qが、AMPブロックは3種のVARIABLE-Qと3種の CONSTANT-Qが選択できます。 CONSTANT-Q = Q (各周波数帯域の帯域幅“がブースト、カットのレベルが常に一定です。 VARIABLE-Q = Q (各周波数帯域の帯域幅)がブースト、カットのレベルに応じて変化します。
アンプモデルの追加
- Carol-Ann Tucana 3のリードチャンネルをベースにしたアンプモデル “CA TUCANA 3”を追加しました。
- Fender Blues Jr. をベースにしたアンプモデル”JR BLUESのFATスイッチをオンにした”JR BLUES FAT”を追加しました。
アンプブロックの改良
- AMPブロックの仮想パワーアンプ アルゴリズムを改良しました。 新しいアルゴリズムはオーバードライブトーンに粗さとパンチ力を加え、よりリアルなアンプサウンドを作ります。
- カソードバイアスモデリングを改良しました。 Class Aタイプのアンプモデル (CLASS-A、MR Z MZ38、AC-20DX等)に効果があります。
- AMPブロックのフィードバック ネットワークを改良しました。 特にDEPTHコントロールのあるアンプモデルでは、DEPTHコントロールとプレゼンスコントロールの相互作用の要因となり、 アンプの電気的動作をよりリアルに再現します。
- AMPブロックのアウトプットトランス モデリングを正確なB-Hカーブ (磁化曲線) とそれに関連して生じるインダクタンスに 基づいて改良しました。 この改良により多くのアンプモデルでXFRMR DRIVEパラメーターの初期値が変更されました。 既にプリセットされているデータはプリセットをリコールした際に新しい初期値に自動更新されます。
- AMPブロックのパワーサプライ回路を改良しました。 より開放的でコンプレッション感の少ないサウンドとなります。 この改良により多くのアンプモデルでSUPPLY SAGパラメーターの初期値が変更されました。 既にプリセットされているデータはプリセットをリコールした際に新しい初期値に自動更新されます。
- アンプブロックのHI CUTコントロールを改良しました。
- アンプブロックを改良したことにより、AMPモデルを選択した際にPRESENCEコントロールが初期値に設定されます。 多くのアンプモデル(DOUBLE VERB、DELUDXE VERB等)はPRESENCEコントロールが無い為、初期値=0が最も正確な値と なります。 JR.BLUES、65 BASSMAN等は固定のプレゼンスネットワークを搭載しているため、PRESENCEコントロールの初期値は それらのアンプに適切な数値です。 PRESENCEコントロールを持つアンプモデルでは各アンプモデルに対しての最適な値が初期値になります。
- アンプブロックにPOWER AMP BIASパラメーターを追加しました。 このパラメーターはパワーアンプのオフセット電圧を調整し、仮想プッシュ・プル パワーアンプのペア真空管が 発生する歪の上下対称性を調整します。 (POWER TUBE BIASと混同しないようにご注意ください。 POWER TUBE BIASは無音時に仮想パワーチューブに流れる電流値を調整します。) このパラメーターが0の場合、ペア真空管は殆ど対称的な歪を発生し僅かな偶数次倍音をクリエイトする対照的な クリッピング状態になります。 高い数値では徐々に対照的なクリッピングが大きくなりハーモニクスもバランスを保ったまま増加します。 設定が高くなるに従い歪は非対称性になり、偶数次倍音が増加します。 適度な偶数次倍音はパワーアンプの歪みを より暖かいベルが鳴るようなサウンドに、高いレベルの偶数次倍音はファズのような激しい歪を作ります。 殆どのアンプにはある程度のオフセットがあり、アンプモデルはその典型的な数値が初期設定となっています。 NOTE : このパラメーターはパワーアンプがプッシュ・プルの場合にのみ効果があります。 シングルエンデッドのパワーアンプでは、Power Tube Bias は対称的にセットされています。
- AMPブロック マスターコントロールの表記を “MSTR” コントロールから “MASTER VOLUME”に変更しました。
- AMPブロック レベルコントロールの表記を “LEVEL” コントロールから “OUTPUT LEVEL”に変更しました。
- AMPブロック ダンピング コントロールの表記を “DAMPING” コントロールから “NEG FDBK”に変更しました。 電気的動作についての専門用語である、NEGATIVE FEEDBACK (ネガティブフィードバック)の略です。
- AMPブロックのDYNAMICS(DYN)ページに”OUT COMP”パラメーターを追加しました。 このパラメーターはAMPブロックのアウトプットに配置したコンプレッサーのレシオをコントロールしダイナミックレンジを 抑えます。 このコンプレッサーはマスターDSPで動作しCPUの使用量を増加させます。 ADVANCED(ADV)メニューの”COMP THRSHLD”パラメーターでスレッショルドの調整が行えます。 メニュー下部のバーグラフにはゲインリダクション量が表示されます。
- AMPブロック”MODELING MODE”から”GRID COND OFF” を削除しました。 “SMOOTH”モード及び”IDEAL/SMOOTH”モードのトライオード ハードネスは最小値に訂正されました。
- AMPブロックのアルゴリズム改良に伴い”THUNK”パラメータを削除しました。
- AMPブロック ハイカットフィルターの回路上の位置を訂正しました。 (NEGATIVE FEEDBACKコントロールの無いアンプモデルのみ。) マスターボリュームが位相反転回路の後に配置されているアンプ以外には殆どの場合音質への影響はありません。
- FENDERアンプモデルの一部を正確なプリアンプバイアスに変更しました。 既存のプリセットは自動的に初期設定値に更新されますので、値を変更している場合には再設定してください。
- AMPブロックのフィードバック ネットワークを改良したことにより、フィードバックの位相が通常とは異なる FENDER BASS MANをベースにした”65 BASSGUY”は完全な新設計となりました。 他のアンプモデルを選択し、再度”65 BASSGUY”を選択することで新しい設定に更新されます。
- アンプモデル PLEXI 50W、PLEXI 100Wの位相反転回路をドライブするレベルを正確な値に修正しました。 音質への影響は変化は殆どありません。
- アンプモデル SOLO 100のソースインピーダンスを正しい値に再設定しました。 音質への影響は変化は殆どありません。
- アンプモデル MR Z MZ-38を改良しました。
- アンプモデル AC-20のブライト キャパシターを正しい値に再設定しました。 他のアンプモデルを選択し、再度”AC-20”を選択することで新しい設定に更新されます。
- アンプモデル HERBIEとDIZZY AMPにあった数点のエラーを改良しました。 他のアンプモデルを選択し、再度”HERBIEもしくはDIZZY AMP”を選択することで新しい設定に更新されます。
- アンプモデル 5153 GREENにあった数点のエラーを改良しました。 他のアンプモデルを選択し、再度”5153 GREEN”を選択することで新しい設定に更新されます。
- アンプモデル 5153 REDにあったインプットドライブのボリュームカーブを正しい値に再設定しました。
- アンプモデル JR.BLUESにあったゲイン値を正しい値に再設定しました。
- アンプモデル CITRUS TERRIERのマスターボリュームとトーンスタックの初期設定位置を正しく変更しました。 他のアンプモデルを選択し、再度”CITRUS TERRIER”を選択することで新しい設定に更新されます。
- AMPブロックの “SAT” スイッチをOFF、ON (AUTH)、ON (IDEAL)の3ポジションに変更しました。 ON (AUTH)は回路の動作をそのまま再現し、バーチャルプリアンプの出力はローボリュームに設定されます。 ON (IDEAL)はv.14ファームウェア以前の回路動作を再現します。
UTILITYメニューの機能追加
- “UPDATE AMPS DEFAULTS” , “UPDATE AMPS ALL PRSTS”メニューがUTILITYメニューのPRESETページに追加されました。 トーンコントロール、ドライブレベル、GEQ、トレモロ等を除くアンプブロックのパラメーターを初期設定値にリセットします。 ※ 選択されたステータス (X / Y)の設定のみをリセットします。 ※ “UPDATE AMPS DEFAULTS”は選択状態のプリセットを“UPDATE AMPS ALL PRSTS”は全てのプリセットをリセット します。
その他の機能追加と改良
- バイパス状態をディスプレイに表示する機能を追加しました。
- Axe-Fx II XLモデルのMIXERブロックにバイパス機能を追加しました。
- Axe-Fx II XLモデルのMIXERブロックのX/YステータスがAxe-Editと連動しない不具合を解消しました。
- Axe-Fx II XLモデルに”MFC ECO TO MIDI OUT” オプションを追加しました。 ONにするとMFC-101から送信された全てのMIDIデータをMIDI OUTから出力します。 MIDI PRG及びCCメッセージをMIDIアウトに接続した外部のMIDI機器に送信できます。
バグフィックス
- LFO タイプ “RANDOM” に発生する不安定な動作を解消しました。
- IRデータをキャプチャーする際のエラー原因となる内部設定を訂正しました。
- 位相反転回路のバーチャルフィードバックを含む負帰還回路の設定を改良しました。
- アンプモデル SOLO100の CF COMP (カソードフォロア コンプレッション)とNEG FDBK(ネガティブフィードバック)の誤った値を訂正しました。
- アンプモデル PVH6160、PVH6160 II、5153のNEG FDBK(ネガティブフィードバック)の誤った初期値を訂正しました。
- アンプモデル FAS MODERN、FAS MODERN II、DAS METALLの誤ったプレゼンスネットワークの値を訂正しました。
- アンプモデル 1987X TREBLE、1987X JUMPのカップリングコンデンサーの誤った値を訂正しました。
- ネガティブフィードバックの正規化定数を訂正しました。
バージョン : 14.02 アップデート内容
アンプブロックの改良と変更
- CPU占有率が高いプリセットのAMPブロックX/Y切替えスピードをアップしました。
- アンプタイプ SUPER VERBのMIDコントロール・カーブを是正しました。
- アンプタイプ BAND COMMANDERのV1(初段真空管)から位相反転回路に送られる信号レベルを下げました。 前バーションのサウンドを得るにはMASTER VOLUME TRIMを約2に設定して下さい。
- 全てのBLACK FACEモデル (AA763、AB763プリアンプ回路搭載モデル)を改良しました。 正確さを追求するために最終段の三極管回路と位相反転回路にある2つのキャパシティを追加しましたが音質の変化はありません。
- アンプタイプ VIBRATO LUXのサミングジャンクション(加算点)配列を改良しました。
- アンプタイプ FAS BASSのFATスイッチをONにした際に発生するサウンドの不具合を改良しました。
NOTE:FAS BASSはアクティブタイプのトーン構成のため、FATスイッチの効果はありません
アンプモデルの追加
- Fender Vibro Ampブラックフェースのオリジナルモデル(AA763サーキット)をベースにした アンプモデル“Vibrato Verb AA”を追加しました。
- Fender Vibro Ampブラックフェースの後期モデル(AB763サーキット) をベースにした アンプモデル“Vibrato Verb AB”を追加しました。
- Morgan AC-20のトレブルチャンネルをベースにしたアンプモデル“AC-20 DLX 12AX7”を追加しました。
I/Oメニューの改良
- I/Oメニュー のPEDAL設定がXLモデルに対応しました。
バグフィックス
- CPU占有率が高いプリセットをリコールした際に生じる不具合を改良しました。
- IRキャプチャーを行う際、データ変換完了前に終了メッセージが表示される不具合を改良しました。 (CabLab使用時)
- モディファイヤー設定メニューでMIN/MAXをONもしくはOFFに設定するパラメータの一部で、設定が行えない不具合を改良しました。
バージョン : 14.00 アップデート内容
Axe-Fx II ファームウェア14.00はメジャー・リリースですが、アンプモデルに後述するRECTROタイプの トーンスタックを使用している場合をのぞき、前バージョンとのサウンド変化はありません。
グローバル パラメーターの追加
- NOISE GATE OFFSETの追加 グローバルメニューにNOISE GATE OFFSETパラメータを追加しました。
音響機器が照明や電源等の影響で発生する ノイズレベルは、使用する場所によって異なります。 NOISE GATE OFFSETは各プリセット毎に設定してあるノイズゲートの スレッショルド値を一括設定するノイズゲートのマスターボリュームです。 NOTE:プリセットのノイズゲート スレッショルドがOFFの場合、NOISE GATE OFFSETは機能しません。NOTE:ファームウェアをアップデートしたあとの初期設定は -40dBです。 適切な数値に設定して下さい。 SYSTEM RESETを行った場合の初期設定値は0dBとなります。
エフェクトブロックの改良
- LOOPER BLOCKの改良 1. クォンタイズ機能を改良しました。 REC(録音状態)をクオンタイズで設定したビートより早く停止した場合、LOOPERは 自動的にクオンタイズに合った次のビートまでRECを続けます。REC(録音状態)の停止が遅れた場合、LOOPERは次の ビートを待たずに自動的プレイバックを開始します。 2. リバース再生の設定をRECを開始する前に設定できます。 REC終了直後に自動的にループを逆再生します。 3. クォンタイズ パラメーターをOFF、QUARTER、EIGHT 、SIXTEEN の4ポジションに改良しました。 4部音符をよリ細かく分割出来ます。 4. RECORD BEATパラメーターを追加しました。 0以外に設定するとLOOPERはREC開始から指定した小節数で自動的に 停止します。
アンプブロックの改良と変更
- アンプブロックのTRIODEモデルを改良しました。 新しいモデルは3極管が歪み発生したときの動作をより正確に再現します。 この改良による音質の変化は僅かですが、ディストーションの”肌触り”を改良します。
- パワーチューブにTRIODE(三極管)を使用したアンプモデルを改良しました。 新しいモデルは三極管が歪み始めた時の電気的動作をより正しく再現します。 結果として暖かく力強い、スムーズなディストーションサウンドを生み出します。
- トーンスタックの改良 トレブルが殆ど最大といった極端なノブ セッティング時のサウンドをインピーダンス負荷の計算値を用いて改良しました。 この改良による音質の変化は僅かですが、トーンコントロールを最大、もしくは最大値近辺に設定した際の負荷の大きな トーン回路に発生する若干の音質差をシミュレートしています。
- POWER TUBE GRID CONDUCTIONの改良 ADV(アドバンスド)ページのMODELINGモードでオン/オフを設定するPOWER TUBE GRID CONDUCTION (GRID COND OFF)を改良しました。 入力信号の強弱に対する反応を改良し真空管のパワフルなサウンドと感覚をより正確に 再現します。 これはPOST PI MASTER VOLUME (位相反転回路の後に配したマスターボリューム)の動作も改良します。
- アンプブロックのDYNAMICS”コントロールを廃止しました。 新しいモデルは三極管が歪み始めた時の電気的動作をより正しく再現します。 結果として暖かく力強い、スムーズなディストーションサウンドを生み出します。
- COMPノブの名称をCF COMPに変更しました。 このパラメーターはカソードフォロワー(CF)でのコンプレッションを調整するためです。
- トーンスタックタイプ BRITE800の追加 負荷抵抗以外はPLEXIトーンスタックと同じです。 アンプモデル BRIT800とBRIT800 MODに於いて初期設定のトーンスタックとして使用されます。
- RECTROタイプのトーンスタックをより実際のアンプに近づけました。 RECTROタイプのアンプにはこれらのユニークなトーンスタックが使用されます。 さらにプレゼンスコントロールが改良され全てのRECTROモデルで実際のアンプの様に動作します。 RECTROトーンスタックを使用したアンプモデルのプレゼンスコントロールは、パワーアンプのネガティブ フィードバック では無く、トーンスタックの一部として高音域を調整します。 NOTE:ファームウェア アップデート後にこのパラメーターを反映させるには、RECTROトーンスタックの選択を解除し、 再び選択することによるリセット操作が必要です。 NOTE:パワーアンプモデリングを使用しない場合、プレゼンスコントロールは12時位置をニュートラルとした シェルビングフィルターとして動作しますが、RECTROタイプのトーンスタックではプレゼンスがトーンコントロール 回路の一部となるため、パワーアンプモデリングを使用した場合と同じように高音域をコントロールします。 上記の改良点を反映させるため、全てのRECTRO、RECTRO2 アンプモデルに再度MIMICを施しました。
アンプモデルの追加
- アンプモデルRECTROL ORG MDROを追加しました。 CHANNEL CLONING”スイッチを”ORG to MODERN”にセットしたオリジナル ディアルレクチファイアのオレンジチャンネル をベースにしています。 NOTE:実際のモデルよりプレゼンスコントロールの効果を顕著にしました。 (実機のプレゼンスコントロールは効果が薄いため。) このパラメーターを0にした状態は実機の0に等しく、1.0にした状態は実機のフルアップに等しくなります。
- アンプモデルに”FAS BROOTALZ”を追加しました。
- アンプモデルにENGLE SAVAGEのROUGHチャンネルをモデリングした”DEUTSCH WILDE”を追加しました。 “DEUTSCH WILDE1” はCONTOURスイッチオフ、”DEUTSCH WILDE2” はCONTOURスイッチオンの状態です。 アンプモデルにMESA BOOGIE TRIAXIS LEAD2 RED MODEをモデリングした”USA PRE RED”を追加しました。
その他の改良及びバグフィックス
- ULTRA RES対応キャビネットモデルをAxe-Editで斜体表示します。
- USB接続が解除された後もMIDIデータをUSBに送り続ける不具合を改良しました。
- アンプモデル”DIRTY SHIRLEY”のコンデンサー容量を正しい値に変更しました。
- LOOPER機能でUNDOと1/2スピードを使用した際、CPUの占有率を増大するバグを改良しました。
バージョン : 13.07 アップデート内容
エフェクトブロックの改良
- アンプブロックに”BRIGHT”コントロールが追加されました。 リアンプとパワーアンプの間に設けたシェルビングタイプのフィルターが、プリアンプのサウンドをよりブライトに しくはダークに変化させます。 のコントローラーをマイナス側に設定した場合には、Mesa Triaxisプリアンプのプレゼンスコントロールをシミュレート ます。 Mesa Triaxisのプレゼンスコントロールは高周波数帯域をカットするシェルビング フィルターです。)
- コントローラーのLFOにQUANTIZEパラメーターを追加しました。 FOの波形を設定値で分割し、リズミカルなエフェクト効果を作ります。
MIDI機能の改良
- MIDI SysexコマンドにモデルIDを追加しました。 xe-Editは接続されたモデルを自動的に判別します。
バグフィックス
- 過去のファームウェアで作成されたプリセットに、グローバルテンポの設定が反映されない不具合を改良しました。
- LFO2のパラメーター表示が実際の設定値と一致しない不具合を改良しました。
- LFO-Bの波形を改良しました。
- ROTARYブロックに発生する位相の乱れに起因するバグを改良しました。
- IRキャプチャーからエクスポートしたキャビネットデータの不具合を改良しました。
バージョン : 13.02 アップデート内容
UTILITYメニューの機能追加
- IIR (インパルスレスポンス)キャプチャーにUltraResTMが追加されました。 UltraResTMはCPUへの負荷やファイルサイズに 影響を与えずにIRの解析精度を上げたFractal Audio Systems社の独自技術です。 1. IRをSTANDARD / ULTRA-RESのいずれかでセーブできます。 初期設定はULTRA-RESです。 GLOVALメニューのIR CAPTURE MODEで選択可能です。 2. キャプチャーしたIRは自動的にユーザーキャビネットのスクラッチパッドに読み込まれます。 キャビネットタイプに SCRATCHPADを選択することでキャプチャーしたIRを直ぐに試奏できます。 3. DUMP機能でUSB端子から出力するデータを、ユーザーキャビネットとしてフォーマットしたデータかRAW(未加工)データの いずれかから選択可能になりました。 RAWデータは8KサンプリングでFractal Audio Systems社のCab-Labユーティリティ で他のキャビネットデータとのミックス、キャビネットデータへの変換が可能です。 (次回のバージョンアップで対応予定です。 現バージョンCab-Lab1.0.1には対応していません。)
アンプモデルの追加
- Mesa Bass 400をモデリングした”USA BASS 400”を追加しました。 ”USA BASS 400 2” はベースシフトスイッチがオンの状態です。
- Orange AD200Bをモデリングした”CITRUS BASS 200″を追加しました。
- アンプモデル “FAS BASS” を追加しました。
- Fender AA763 Tremoluxをモデリングした”TREMOLO LUX”を追加しました。
エフェクト・ブロックの改良
- TONE MATCHがUltraResTMのIRデータをエクスポートできる様に改良されました。 GLOVALメニューでIRキャプチャーがULTRA-RESモードに設定されていて、且つTONE MATCHモードがLIVEに 設定されている場合、TONE MATCHのDUMPデータ(USB端子からの出力データ)はUltraResTMとなります。 TONE MATCHブロック機能自体はUltraResTMに対応していません。 UltraResTMを使用する場合は TONE MATCHデータをDUMP機能で書き出し、ユーザーキャビネットとして使用して下さい。
- キャビネットブロックにインプットセレクトが追加されました。 INPUT SELECTとMODEをSTEREOに設定して、キャビネットブロックの1つを左に、もう一つを右に配置できます。
- パワーアンプモデリングのプレート電圧を改良しました。 ヘビードライブ(マスターボリュームを高く設定)させた時に、よりタイトな低音と暖かい高音を作り、トーンに3次元的な拡がりを 与えます。 プレートのキャラクターは新しく追加された”DYNAMIC DUMPINGパラメーターで調整できます。
- アンプブロックにパワーチューブのタイプを選択するパラメーターが追加されました。 EL34 、EL84 、6L6 、6V6 、KT66 、KT88 、6550 、6973 、6AQ5 、300B (トライアード)が選択できます。 また各チューブを仮想四極管、仮想三極管としても使用できます。 パワーチューブの初期設定は選択されたアンプモデルに使用されているタイプです。 各パワーチューブタイプには、いくつかのパラメーターと”DYNAMIC DUMPINGパラメーターがあらかじめ設定されています。
- アンプブロックのアドバンスドメニューにPREAMP SAGパラメーターが追加されました。 このパラメーターがオフの時はラックシステムの様なプリアンプとパワーアンプがセパレートしたサウンドを再現し、 オンの時はプリアンプとパワーアンプが一体になったヘッドアンプやコンボアンプを再現します。
- アンプブロックのDYNAMIC DEPTHの動作を変更しました。 それにより動作する周波数は固定ではなくDEPTH FREQパラメーターにより設定されます。
- DRIVEコントロールを2つ持たないアンプのプリアンプページにINPUT TRIM(インプットトリム)パラメーターを設置しました。 このパラメーターはアドバンスページにもあります。
- キャビネットブロックに “NULL”マイクロフォンを追加しました。 フラットな周波数特性でプロキシミティ・エフェクト(マイクの近接により低音が強調される効果) に適しています。
- トーンマッチブロックに IR DUMP 機能が追加されました。 。 トーンマッチデータをUSB経由で出力します。 IRの長さはオフラインモードで1024ポイント、リアルタイプモードで8192ポイントです。 このデータはCab-Labユーティリティで使用出来ます。 (次回のバージョンアップで対応予定です。 現バージョンCab-Lab1.0.1には対応していません。)
バグフィックス
- ディレイブロックのフィードバックパラメーターを改良しました。
- 矩形波LFOの位相を反転しました。 それにより、他のLFOタイプと同じく最初の半周期がピークになります。
- マルチディレイブロックのフィードバックに発振を防ぐプロテクションを追加しました。
- テンポ感知を改良しました。 これにより繰り返しのタップ入力が誤動作の原因になりません。
- マルティディレイのトータルフィードバックが100%を超えた際に不安定になる問題を解決しました。
- マルティディレイのテンタップモード時にテンポが変更されない問題を解決しました。
- ディレイブロックのスウィープタイプでフィードバックレフトをモディファイヤーした場合にマスターフィードバックが変化する問題を解決しました。
- リゾネーターブロックのインプットゲインが動作しない不具合を解決しました。
- いくつかのアンプモデルに、より実機に近づく改良を施しました。
バージョン : 12.03 アップデート内容
I/Oパラメーターの変更
- I/Oメニュー VOLUMEページの “COPY OUT1 TO OUT2” を、”OUTPUT 2 ECHO”に変更しました。
NONE = OUT PUT 2 はFX LOOPのSENDとして機能します。 OUTPUT 1 = OUTPUT 1の信号が出力されます。 INPUT 1 = INPUT 1に入力されたギター生音が出力されます。 ノイズゲート回路を経由していないため、 RE-AMP(*)用の信号を録音するのに最適です。 “OUTPUT 2 ECHO” はFX LOOPブロックを使用した際には無効になります。
(*) RE-AMPはレコーディング中にギターの生音を録音したトラックを、再度アンプに通して異なるサウンドメイキングを 行なうレコーディング手法です。
AMPモデルの追加
- Dr.Z MAZ-8をモデリングした”MR Z MZ-8”を追加しました。
- Carr Ramblerをモデリングした”CAR ROAMER”を追加しました。
- Mesa Boogie Subway Bluesをモデリングした”MESA SUBWAY BLUES”を追加しました。
- Trainwreck Liverpoolをモデリングした”WRECKER LVRPOOL”を追加しました。
- Orange Tiny Terrorをモデリングした”CITRUS TERRIER”を追加しました。 実機にはトーンスタックが無くパワーアンプのハイカットをトーンコントロールとして使用します。 このAMPモデルでは全てのトーンコントロールを5に設定し、パワーアンプのHI CUTパラメーターで音質調整を 行なうことで実際のアンプが再現出来ます。
- Orange AD30HTCをモデリングした”CITRUS A30”を追加しました。
- Divided by13 FTR37をモデリングした”DIV/13 FT37”を追加しました。 “Lo”モデルは実機のGAIN BOOST=OFF、 “Hi”モデルはONを再現します。
- Matchless DC-30をモデリングした”MATCHBOX D-30”を追加しました。
エフェクト・ブロックの改良
- AMPブロックのPREページにある”BRIGHT”と”SAT”スイッチが、パラメーターとしてADVページに追加されました。 パラメーターをモディファイヤーにアサインすることでフットスイッチでのON/OFFが可能です。
- ”Cathode Squish Modeling”による改良をカソードバイアス方式のAMPモデルに行いました。 Class-AやMr.Zの”感触”をより実機に近づけ、ADVメニューに追加された2つのパラメーターで微調整を行います。 CATHODE SQUISHはカソード電圧の上昇に伴うバイアスの変化量を設定し、SQUISH TIMEはカソードネットワーク の時定数を設定します。 これらのパラメーターの初期設定値はAMPモデルによって異なり、CATHODE SQUISHが 0の場合、”Cathode Squish Modeling”は無効になります。
- シングルエンド方式をモデリングしたパワーアンプを改良しました。
- 5150を基本にしたアンプモデルの”SAT”スイッチ効果を改良しました。 5150タイプのアンプはカソードフォロワーの前段で入力信号による電圧低下に起因する著しいクリップを発生します。 ダイオードでハードディストーションを発生する従来のアンプよりコンプレッション感が顕著でアタック感の少ない オーバードライブサウンドを生み出します。
- DELAY、MULTI DELAYブロックのFEED BACK可変範囲を-100% ~100%に変更しました。 以前のバージョンで作成したプリセットのFEED BACK値は自動的に修正されます。注意 : DELAYをGlobal Blockに設定した場合やMULTI DELAYブロックの設定により再設定が必要な場合があります。
注意 : 他のプリセットからエフェクトパラメータをロードする”RETRIEVE”は正常に機能しない可能性があります。 TILITY→PRESETメニューから”UPDATE ALL PRESET”を実行し、全てのプリセットをアップデートして下さい。
- PITCHブロックの”CUST. SHIFT”(カスタムシフト)にKEYパラメーターが追加されました。 キーAで作成したカスタムシフトをキーGで演奏する場合、このパラメーターをGに設定するだけで自動的に転調します。 ※ Axe-Fx IIはカスタムスケールをキーAと想定しているため、このパラメーターをAにした場合には転調されません。
- PHASEタイプにBARBERPOLEを追加しました。 設定により常に低音部へダウンするか高音部へアップします。 このタイプはTEMPOとFREQパラメーターが使用出来ません。 アウトプットの近くにレイアウトし、MIXを100%、スローレートでの使用が効果的です。
- TREM/PANブロックにSTART PHASEパラメーターを追加しました。 ブロックがONになった時点でのLFOの位相を設定します。
- CHO(コーラス)ブロックにDIMENSION MODEパラメーターを追加しました。 このパラメーターはRoland SDD-320 Dimension D Chorusをシミュレートするアルゴリズムを設定します。OFF : DIMENSIONアルゴリズムを使用しません。 LOW : 周波数特性を変化させないニュートラルなバージョンのDimension D です。
MED : クラシックDimension Dのボタン1~3を押したサウンドです。
HIGHT : クラシックDimension Dのボタン4を押したサウンドです。
- CHO(コーラス)ブロックのタイプにRoland SDD-320 Dimension D ChorusをモデリングしたDIMENSIONを追加しました。 このタイプは上記のDIMENSION MODEに使用します。際のDimension DのRATEとDEPTHは4つのモードボタンによって 決定され、1及び2ボタンは0.25Hz、3及び4ボタンは0.5Hzです。 Axe-Fx IIは、よりフレキシブルなセッティングを可能にするため、RATEとDEPTHの設定も自由に行えます。
- PITCHブロックのFIXEDとWHAMMYタイプにMONOトラッキングモードを追加しました。 PITCH TRACKパラメーターは”OFF”、”POLY”、”MONO”が選択できます。 POLYはコードや小さいシフトに最適で、MONOは単音や大きなシフトに最適です。
UTILITYメニューの機能追加
- UTILITYのIRキャプチャーメニューにDUMP機能を追加しました。 キャプチャーしたデータをUSBポートから送信します。
バグフィックス
- 一部のアンプでX/Y切替時に発生するポップノイズを改良しました。
- AMPモデル”BRIT BROWN”のインプットの誤ったローパス周波数を改良しました。
- AMPモデル”CITRUS RV50”の誤ったMIMICデータを改良しました。
- トーンマッチもしくはIRキャプチャーで作成されたキャビネットデータをエクスポートした際に、キャビネットネームが アップデートされない問題を改良しました。
バージョン : 12.02 アップデート内容
コントローラーの追加
- 2つのSCENE CONTROLLER(シーン コントローラー)を追加しました。 このコントローラーはパラメーター値を各シーン毎で個別に設定します。 例えばSCENE CONTROLLER1をSCENE1=10%、SCENE2=20%に設定し、リバーブミックスに当てはめることで、 SCENE2 は SCENE1 より深いリバーブ効果が得られます。
グローバルメニュー項目の追加
- GLOBALメニューに”MODELING VERSION”パラメーターを追加しました。 v11、v12のパワーアンプモデリングが選択できます。
DRIVEモデルの追加
- DRIVEモデルに”FAS LED-DRIVE”を追加しました。
- Butler Audio社のチューブドライブ(4ノブタイプ )をモデリングした“TUBE DRV 4-KNOB”を追加しました。 従来の”TUBE DRIVER”は“TUBE DRV 3-KNOB”に名称変更されました。
DRIVEブロックの改良
- DRIVEブロックのダイオードモデルを改良しました。 この改良はGEダイオード、SIダイオードと新たに登場したLEDクリップタイプに影響します。
- LEDによる歪をモデリングした“LED”をクリップタイプ パラメーターに追加しました。
アンプモデルの追加
- Fender Champ をモデリングした“5F1”が追加されました。
- Trainwreck Express をモデリングした“WRECKER 2” が追加されました。
- Two Rock Jet 35 のプリアンプバイパススイッチをオフにした状態をモデリングした“TWO STONE J35 2” が追加されました。 以前の “TWO STONE J35”は “TWO STONE J35 1”に名称変更されました。
アンプブロックの改良
-
- パワーサプライの電流値を見直すことにより、全体的なフィーリングが改良されました。
- フェイズインバーター回路と出力真空管のグリッド端子の相互作用を改良しました。
これにより、早いアタックで弾いた時の一時的なレスポンスと、パワーアンプをヘビー・オーバードライブに 設定サウンドの音程の明瞭度が向上しました。
- ”GRID MODELING”パラメーターの名称と機能を変更しました。 新名称は”MODELING MODE”となり以下の選択が行えます。
- AUTHENTIC – 真空管アンプを最も正確に再現するモードです。
- GRID COND OFF – パワーアンプシミュレーションにおけるグリッド伝導を無くし、音がとぎれるようなブロッキング・ディストーションを解消します。
- SMOOTH – “TRIODE HARDNESS”パラメーターを、最適なプリアンプを作るための最小値にして、グリッド伝導をオフにします。これにより真空管が生み出す全ての不快な歪を無くします。
- IDEAL – ACパワーサプライモデリング、バイアス電圧の変動、アウトプットトランスの歪、グリッド伝導か発生する、不安定なサウンドを解消します。
- IDEAL/SMOOTH – SMOOTHと同じですが、 “TRIODE HARDNESS”を最小値にします。 最適なプリアンプと最適なパワーアンプのエッセンスが得られます。 上記セッティングの効果は、アンプとパラメータのセッティングによって異なります。これらのモードは他のパラメーターと関連し、リアルなチューブアンプでは成し得ない理想の音質を生み出します。 “AUTHENTIC”と ”GRID COND OFF”は以前の”GRID MODELING”パラメーターと同じ効果の為、既存のプリセットを変更する必要はありません。“IDEAL”を選択した場合、”MODELING VERSION”パラメーターは無効になります。 アンプブロックの”TONE STACK TYPES”パラメーターに“WRECKER 2”と”SKYLINE DEEP”が追加されました。”SKYLINE DEEP”は”SKYLINE”トーンスタック”にDEEPスイッチをオンにしたものです。
- アンプブロックのオーバードライブノブの初期設定を7.5に変更しました。
- SCENE表示がメインレイアウトページに表示されるようになりました。
- TREMOLOブロックのLFOがバイパス時にリセットされる様、改良しました。 これにより、オンにした際にLFOは常に90°からスタートします。
ENHANCERブロックの変更
- ENHANCERブロックのCLASSICモードにレベルコントロールが追加されました。
その他の改良点
- リバーブブロックでROOM、CATHERDRAL、STUDIOタイプ選択時に、SIZE=85以上で発生するクリックを改良しました。
- 不正なCABINETデータがご動作の原因になる問題を改良しました。
- 不正なMIDIデータがクラッシュの原因になる問題を改良しました。
- 一部のアンプモデルでプレゼンスが正しく機能しなかった不具合を改良しました。
- 不正なシステム ダンプデータによる不具合を改良しました。
バージョン : 11.05 アップデート内容
モディファイヤーの変更
- エクスプレッションペダルをワウペダルやワーミーペダル等として設定した場合、ペダルを踏み込んだ時に 自動的にエフェクトをONにする”Auto Engage”機能に”POS”(ポジション)オプションを追加しました。従来の”SPD”(スピード)はペダルが20mS毎に全体値の5%以上可変するとエフェクトがONになります。 ”POS” (ポジション)オプションは時間に関係なく、ペダルが全体値の10%以上可変するとエフェクトがONになります。いずれのオプションを選択した際も、ペダル位置が全体値の5% (OFF VAL初期設定値)以下でOFFになります。各オプションのSLOW、MIDI、FASTはペダルのOFF位置からオーディオ信号がバイパスになるまでの時間を設定します。
- Room Reverbアルゴリズムを改良しました。
- その他バグフィックスを行いました。
アンプモデルの追加
- 2チャンネルのオリジナル Mesa Dual Rectifier ノーマルモードをモデリングした“RECTRO1 ORG NRML”が追加されました。
- 2チャンネルのオリジナル Mesa Dual Rectifier モダンモードをモデリングした“RECTRO1 RED MFRN”が追加されました。
- HRMバージョンのDumble OD Special (S/N213) をモデリングした”ODS-100 LEAD”に加え、ノーマルバージョンの”ODS-100 LEAD2″が追加されました。
- Bogner Fish プリアンプをモデリングした”BOGFISH STRATO”と”BOGFISH BROWN”が追加されました。
アンプモデルの変更
- 従来のRECTROをRECTRO2..にリネームしました。 オリジナルの2チャンネルモデルとそれ以降に発表された3チャンネルモデルを区別します。
バージョン : 11.03 アップデート内容
Axe-Edit 3.0を使用した際に生じる不具合を解決しました。
アンプブロックの変更
- 一部のアンプモデルにおいてMIMIC (Multipoint Iterative Matching & Impedance Correction)データを修正しました。
- MV CAP (マスターボリューム キャパシティ) パラメーターがスムーズに変化しない不具合を改良しました。
- アンプモデル “TX STAR LEAD”にオーバードライブコントロールを追加しました。
- アンプモデル ” JAZZ120″のトーン回路を改良しました。
バージョン : 11.00 アップデート内容
Axe-Fx II v.11.00はAxe-Edit 3.0をフルサポートするバージョンです。
アンプブロックの変更
- プリアンプアルゴリズムの改良に伴い、カソード フォロワー回路を調整するCATHODE THRESH (カソード スレッ ショルド)、CATHODE TIME (カソード タイム) 、CATHODE RATIO (カソードレシオ) パラメーターをADVページ に追加しました。カソード スレッショルド はコンプレッション効果が発生する入力レベルを、カソードタイムはコンプレッサーのア タックタイムを設定します。 カソードレシオを増加させることで小さい入力に対してもより深いコンプレッション 効果が得られます。
- パワーアンプのアルゴリズムが改良されました。 新しいアルゴリズムによりスムーズな高音域とより開放感のある サウンドとなりました。
- アンプブロックのGEQ(グラフィックイコライザー)にタイプパラメーターが追加されました。 EQは8-バンド、7-バンド、5-バンドからセレクト可能です。 7と8-バンドタイプはポピュラーなEQペダルを、 5-バンドはMesa-Boogie Markシリーズのオンボードイコライザーを参考にしています。* 5と7-バンドタイプはノン コンスタントQを、他のタイプはコンスタントQを採用しています。* アンプモデルに Mesa Boogieを選択した場合、EQは自動的に5-バンドに切替わります。
- AMP(アンプ)ブロック PREページのBASSコントロールに”CUT”スイッチを追加しました。 このスイッチをONにするとアンプサウンドの低音域がカットされ、よりタイトなサウンドとなります。 この設定はADV(アドバンスド)ページにあるLOW CUT FREQ(ローカットフリケンシー)の値を上げることに類似 していますが、特定の低音成分を保持するためサウンドが細くなることはありません。
- アンプモデル CORNCOB M50、PVH 6160、PVH 6160 II、FRYETTE D60でDEPTHパラメータが機能しない不具合 を解消しました。
- アンプモデル DIRTY SHIRLEYのBRT(ブライトスイッチ)に使用されているコンデンサーを10pFから1000pFに変更しました。
- アンプモデル WRECKER 1の位相反転回路に使用されていた抵抗器の値を変更しました。
アンプモデルの追加
- Bogner Ecstacyをモデリングした “EURO BLUE MDRN”、 “EURO RED MDRN” が追加されました。 Bogner Ecstacyに装備されているSTRUCTUREスイッチを”MODERN”に設定した状態をモデリングしています。
- Morgan AC20 DeluxeをモデリングしたAC-20 DLX BASS、AC-20 DLX TREBを追加しました。
- PLEXI 50W、100W、HIPOWER、BRIT JM45モデルにジャンパードモデルが追加されました。 4インプットアンプの2ボリュームをリンクさせたサウンドをモデリングします。
キャビネットブロックの変更
- PROXMTY (Proximity Freq) パラメーターがキャビネットブロックに追加されました。 指向性マイクを音源に近づけると低音域が強調される”近接効果”の発生を調整します。
ディレイブロックの変更
- ディレイブロックのMIX方法変更しました。 ドライシグナルはMIXの設定値が50%になるまでインプットと同じレベル で出力されます。 MIXの設定値が50%を超えると徐々に0へと変化します。 反対にウェットレベル(ディレイ成分)は0 からMIXレベルが50%の時にドライレベルと同等にになるまで徐々に増加します。これによりミックスレベルの値を上げてディレイレベルを増加させた際にドライレベルが減少する問題を解決しました。
ノイズゲートブロックの変更
- ノイズゲートの設定をグローバルブロックとして保存できるようになりました。 これによりグローバルノイズゲートは 全てのプリセット、もしくはハイゲインでノイズが多いプリセットだけに使用することも可能になりました。
- ノイズゲートにレベルパラメータが追加されました。 エフェクトブロックへ送る信号レベルを自由に設定できます。
GEQ (グラフィック・イコライザー)ブロックの変更
- タイプパラメータが追加されました。 ペダルタイプ・イコライザーの代表的な仕様である、10バンド、8バンド、7バンド、5バンドが選択できます。
- エディット・ページ1でENTERを押すと全ての周波数帯が0.00にリセットされます。
FILTER (フィルター)ブロックの変更
- フィルタータイプにTILT EQが追加されました。 TILT EQはFREQ(フリケンシー)とGAIN(ゲイン)の設定でトーンを劇的に変化させるスロープフィルターです。 TILT EQの周波数カーブはGAIN(ゲイン)パラメータを10dBにセットした場合、センター周波数 (0dB)からより高い 周波数へ最大10dBまで、低い周波数へ-10dBまでのスロープとなります。
その他変更点
- 過去のファームウェアで作成したファームウェアをリコールした時に、AmpブロックのYチャンネルでカットスイッチ がONになる不具合を解消しました。
- プリセットのスイッチングスピードが改良されました。
- LOOPERのスタート/リスタートをUNDOで行った場合に音量が下がっていく不具合を解消しました。
- GLOBAL BLOCK未使用時にも使用中として表示される不具合を解消。
重要なお知らせ
Axe-Fx IIファームウェア ver.6.00以前で作成されたプリセットはサポート対象外になりました。 ver.5.xxファームウェアのからアップデートする際には、 ver.10,11にバージョンアップし、その後にver.11.00を インストールして下さい。
バージョン : 10.11 アップデート内容
アンプブロックの変更
- アンプモデル TWO STONE J-35 のエディット画面にOVERDRIVE(オーバードライブコントロール)が表示されない問題を解決。
- アンプモデル CORNCOB M50 のエディット画面にOVERDRIVE(オーバードライブコントロール)が表示されない問題を解決。
- アンプモデル TRIPTIK CLASSIC を改善。 EQを通してキャプチャーされたMIMICデータの歪を修正。
- アンプモデル TRIPTICK CLEAN AMP のTREB(トレブルコントロール)を正しいボリュームカーブに修正。
- アンプモデル CORNCOB M50、PVH6160、PVH6160 II、FRYETTE D60 のDEPTH(デプスコントロール)をより実際のアンプでの効果に近づけました。
- アンプモデル ODS-100の誤ったプリアンプステージのゲインをMIMICを再度行なうことで修正。
アンプブロックの変更
- DUMBLE ODS-100のリードチャンネル、ミッドスイッチ (DEEPと記載されている場合もあります) ONの サウンドをモデルにした“ODS-100 LD MID”を追加。
WAHモデルの追加
- Vox V845をモデルにした”VX845”を追加。
バージョン : 10.10 アップデート内容
WAHブロックの変更
-
WAHがよりリアルで太いワウサウンドとなりました。
ワウペダルのサウンドが代表的な5機種+1音色+FAS社のオリジナル ワウから選択出来ます。
TYPEパラメーターの追加
ワウペダルに使用するポテンショメーターのカーブを選択する事により、ペダルの踏み込みに対するワウ効果ニュアンスを調整します。
FATパラメーターの追加
中音域を調整し、ワウサウンドに”太さ”を加えます。
アンプブロックの変更
-
- Mesa Boogie MarkシリーズやDumbleなど、プリアンプ・ステージにインプットドライブとオーバードライブ コントロールの2つを装備したアンプのパラメーターをその他のアンプと区別しました。
このタイプのアンプモデルを選択した場合、プリアンプページには両方のパラメーターが表示されます。 他のタイプを選択した場合は、インプットドライブのみ表示されます。 このタイプのアンプモデルのBOOSTパラメータはアドバンスド・ページに移動しました。
アンプモデルの追加及び名称変更
- Carol-Ann TripTikのクラシックモードをベースにした“TRIP TIK CLASSIC”を追加。
- 前バージョンの TripTik Classic”を“TRIP TIK MODERN”に名称変更
- Carol-Ann TripTik のクリーンチャンネルをベースにした“TRIP TIK CLEAN”を追加しました。
- Fredrik Thordendalのリクエストにより作成した“Thordendal MDRN”、“Thordendal VINT”を追加しました。
PITCHブロックの変更
- PITCHブロックCUSTOM SHIFT / VOICE1、2 / LEVELがモディファイヤーに対応
REVERBブロックの変更
-
- リバーブテールの周波数特性の変更により、さらに自然なリバーブサウンドとなりました。
- リバーブタイプに “STUDIO” を追加。
- MOD DEPTHの可変範囲を拡大
より深いモジュレーションエフェクトを得られます。
バージョン : 10.09 アップデート内容
コンピュータとUSB接続した際のパフォーマンスを向上
- MAC OS X搭載コンピュターと接続した際に発生するクロックの適応性に起因する問題を緩和するため、ストリーミング入力データの欠落を防ぐUSBバッファーの設定を変更しました。
- USB BUFFER SIZEパラメーターを I/0メニューのAUDIOページに追加しました。
- UTILITYのSTATUSメニューにUSBバッファーのモニタリング グラフを追加しました。
アンプモデルの追加
- Carol Ann Trip Tickをペースにした“Trip – Tick”を追加。
その他の改善点
- トーンマッチングのデータをエクスポートする際に発生する問題を解決。
バージョン : 10.06 アップデート内容
アンプモデルの追加
- Paul Ruby Rocketをベースにした“Ruby Rocket”を追加。
- Morgan AC20 Deluxeをベースにした“Class-A 20 DLX”を追加。
このモデルはインプット・チューブスイッチをEF86ポジションに、ノーマル/ブリリアントスイッチをノーマルポジションにセッティングしたモデリングです。
ブリリアントセッティングはアドバンスページのLOW CUT FREQパラメーターを250Hz近辺に設定することでシミュレートできます。
- 1966年製 Fender Princeton Reverbをベースにした”Prince Tone Rev”を追加。
それに伴い、 Prince Toneを“Prince Tone Twd(Tweed)”、Prince Tone2を“Prince Tone NR(Non-Reverb)”にそれぞれのネーミングを変更しました。
- Komet Concordeをベースにした”Comet Concourse”を追加。
このモデルはタッチ・レスポンス スイッチをFastポジションにセッティングしたモデリングです。
Slowポジションを再現するにはアドバンスドページのINPUT TRIMパラメーターを0.25近辺に設定してください。
- FAS Modern IIを追加。
Peavy5150スタイルのベース・ブースト回路により、FAS Modernをよりタイトにしたモデルです。
アンプモデルの修正
- Dizzy V4 3とDizzy V4 4のベース・レスポンスを改善。
- 全てのRectoモデルのコンデンサー容量とシェルビングフィルターを修正。
- 5153 Blueと5153 Redのシェルビング・フィルターを修正。
プロデューサーパックシリーズから新しく5種類のキャビネットモデルを追加。
14タイプのver.9 ファクトリー・キャビネットモデルを追加。
- ver.10.00では、多くのファクトリーキャビネットをモニタースピーカーやオーディオにより適した特性へ変更しましたが、スタジオで創り込まれたサウンドとして評価の高いver.9 キャビネットモデルを好むユーザー様からのご要望にお応えし、モデル名が”V9″と表示されるver.9の14種類のファクトリーキャビネットモデルを改めて追加しました。
バージョン : 10.05 アップデート内容
MIMIC (Multi-point Iterative Matching and Impedance Correction) テクノロジーを採用。
MIMICは解析用信号をシミュレーションのターゲットとなるアンプに送信し、回路上のあらゆるポイントでニュアンスの詳細をキャプチャーしたデータを理論上で作られたシミュレーションの特性と対比させ修正するテクノロジーです。 さらにそれらの修正をアウトプットのイコライザーとしてでは無く、各アンプごとに適切なポイントで行ったため、アンプ・シミュレーションのクオリティを “アンプと変わらない仮想アンプ”から”実際のアンプ”と言える領域まで高めました。
アンプモデルの追加 Peavey 6505+をベースにした”PVH 6160 II”を追加。
Soldano SLO 100のクリーンチャンネルをベースにした”Solo100 Clean”を追加。 Mesa Boogie Triaxis LD2をベースにした”USA Pre Green”と”USA Pre Yellow”を追加。 CAE 3+SE チャンネル1をベースにした”CA3+ Clean”を追加。 OX ODS Iのミッドスイッチをオフにした”FOX ODS II”を追加。 Marshall JVM410のグリーンモードをベースにした”BRIT JVM OD1 GN”と “BRIT JVM OD2 GN”を追加。 1963年製 Fender VibroLuxをベースにした”VIBRATO-LUX”を追加。 Marshall JCM800をよりヘビーなサウンドにモディファイした”BRIT 800 MOD”を追加。 Swart Atomic Space Toneをベースにした”NUCLEAR-TONE”を追加。 Bludotone Ojaiをベースにした”BLUDOJAI”を追加。 Marshall Plexi 100W のスタンダードモデルをベースにした“Plexi 100W Nrml”を追加。
Typeページでクイック-コントロールノブによる Drive、MV(Master Volume)、Levelの操作が可能になりました。
A = DRIVE B = Master Volume C = Level をコントロールします。
アンプモデル ” USA Pre Green “、”USA Pre Yellow ” のパワーアンプシミュレーションを初期設定でONにしました。
アンプモデル ” Division 13 “、”Silver Clean ” のアウトプットレベルを増加させました。
MSTR VOL TRIM (マスターボリューム・トリム ) パラメーターをADVページに追加しました。
実際のアンプがマスターボリュームを装備していないアンプモデルにおけるMSTR(マスターボリューム)の初期設定で10になっています。 MSTR VOL TRIM この状態で音量を調整する為のパラメーターです。 一般的にMSTR VOL TRIMを下げるとコンプレッションが減少しブライトなサウンドになります。 MSTR VOL TRIMを上げるとコンプレッションが増えミッドレンジが強調されます。
PWR SUPPLY TYPE (パワーサプライタイプ) AC LINE FREQ (AC周波数)パラメーターをADVページに追加しました。
ACに設定した場合、AC(交流)電圧を整流した際のリップル(脈流)をモデリングしています。 PWR SUPPLY TYPEはACとDCを選択します。 AC LINE FREQ は電源電圧の周波数を設定します。 ACを選択している際(実際のアンプと同じ状態)に”SUPPLY SAG”を高く”B+ TIME CONST”を低く設定する事は”ゴースト ノート = 弾いていない音程を発生する”の原因になります。 “B+ TIME CONST”を低くするとアンプの反応が早く感じられます。
アンプブロックにPower Tube Typeパラメーターを追加しました。
Tetrode(トライオード)と Pentode(ペントード)の2タイプで切り替えられます。 ・トライオード(三極管)…6L6, KT66など ・ペントード(五極管)…EL34, 6BQ5など
DYN PRES (ダイナミック プレゼンス) パラメーターをPWRページに追加しました。
パワーアンプの出力を上げていくとアウトプットトランスに漏洩インダクタンスが発生し、結果として高音域が強調されます。 DYN PRES を上げるとパワーアンプを”プッシュ”させた状態をシミュレートし、よりブライトな音質になります。 このパラメーターの効果は音量が低い場合には少なくなります。
DYN DEPTH (ダイナミック デプス) パラメーターをPWRページに追加しました。
ダイナミック プレゼンス と類似したパラメーターでパワーアンプを”プッシュ”している際の低音域をコントロールします。
CHARACTERとCHARACTER FREQをADVページに追加しました。
このパラメーターはパラフルな Inverse Homomorphic (非準同型フィルター)をコントロールします。
ソフトに弾いた場合、このダイナミックフィルターは僅かな効果をサウンドに与えます。 CHARACTERがフィルターの効果を、CHARACTER FREQがフィルターのセンター周波数を設定します。
アンプブロックにThunkコントロールを追加しました。
このパラメーターはギター用スピーカーキャビネットから影響する低音域をシミュレートしており、トーンに重さを与えます。
アンプブロックにBais Tremoloを追加しました。
Bais TremoloのコントロールにはTrem FreqとTrem Depthパラメーターを使用します。
Bais Tremolo (バイアス トレモロ)効果をアンプブロックに追加しました。
バイアストレモロはバイアス電圧を可変させ、真空管の増幅率を可変する事によるトレモロ効果です。 トレモロの効果は一般的なトレモロと異なり変化量は多くの要素に影響されます。 最も重要なことは”セルフ・ダッキング”により入力信号が大きい時に変化量が低減する効果です。 TREM/MIXページのTrem Freqでトレモロのスピードを、Trem Depthでトレモロの深さをコントロールします。
「プロデューサーパック」第一弾としてWellspring Sound 、Mad Oak Studioで制作された35種類のキャビネットタイプが追加されました。
これらは複数のマイクを使用しブレンドされたIR(インパルス・レスポンス)データで両スタジオのプロデューサーによってチューニングされました。 30種類のギターキャビネットと5種類のベースキャビネットが追加され、その中には2種ジェームス・サンティアゴモデル、1つのジョン・ペトルーシDream Theater) モデル等のアーティストモデルも含まれています。
キャビネットブロックのユーザーキャビネットスロットが50から100スロットに拡張されました。
また、「Scratch Pad」ロケーションも追加しました。 これは一時的にキャビネットデータを受け取るためのダミーロケーションで、ユーザスロットを上書きせずに新たに入手したIRデータを試すことができます。
Motor Driveパラメーターをゼロにセットした際はMotor Drive Processingが機能しなくなりました。
すべてのDriveモデルをTube Screamerサーキットをベースに改良しました。
(Super OD、T808 OD、T808 OD Mod、Full OD、BB Pre、Eternal Love、Zen Master) また、Esoteric ACB、Esoteric RCB、およびBender Fuzzモデルを作り直しました。
LowcutとHicutパラメーターをFilterブロックに追加しました。
LooperブロックにTRIMページを追加しました。
このページでは録音した音源のスタート位置と終わりの位置を任意で設定することができます。
Play Immediateパラメーターを追加しました。
このパラメーターはLooperの録音を停止したと同時に音源が再生がされる機能です。 この機能を使用しない場合はパラメーターをOFFにしてください。
Tone Matchブロックに「Start Both」機能を追加しました。
フロントパネルの上ボタンを押すと、リファレンスシグナルとローカルシグナルの両方を同時に読み込みを始めます。2つのシグナルを同時に同じ入力時間で行うなど、高い精度でトーンマッチする際に役立ちます。両方のシグナルを同時に止めるにはENTERボタンを押します。(同時にトーンマッチングも行われます。)
Tone MachブロックにModeパラメーターを追加しました。
-
このパラメーターはマッチングする音源に合わせて”Offline”と”Live”の2種類のアルゴリズムから選択します。
-
Offline:録音済みのギタートラックなどのレコーディング音源
Fetch Backup PatchとFetch Factory Patch機能をUtilityメニューに追加。
この機能は本体のバックアップメモリーもしくはファクトリーメモリーから個別にプリセットを呼び出せます。
以下のバグの修正。
- SCENEをリコールした際にFX LoopブロックのLevel 1パラメーターが乱れるバグを修正しました。
- Looperブロックでクラッシュするバグを修正しました。
- MIDIでSCENEを選択した際にテキストパラメーターが上書きされるのを修正しました。
- フロントパネルからバイパスに切り替えた際、Axe-Editに同期するメッセージが送信されないバグを修正しました。
バージョン : 9.01 アップデート内容
各プリセットに”Scene”機能を追加しました。
-
“scene”はプリセットされたレイアウトのエフェクトブロックのON/OFFやブロックがサポートするX/Yセクション、メイン出力レベルを異なるステータスで8つまで設定することができます。
Scene機能により、プリセット切り替え時のレベル差やディレイ、リバーブのスピルオーバー等のギャップを解決する為に必要とされていた繊細なセッティングをすることなくスムーズで違和感のない音色切り替えを可能にしました。
ver.9のパワーアンプモデリングを追加しました。
-
トランスとプレート電圧の相互関係を改善し、結果としてより良いフィーリングと力強いレスポンスを提供します。
-
グローバルメニューのMODELING VERSIONパラメーターでver.7、ver.8、ver.9を切り替え可能です。(デフォルトはver.9に設定されています。)
※ver.9のモデリングは若干控えめなサウンドとなっています。
カソードフォロワーモデリングを改善しました。
-
カソードフォロワーモデリングはコンプレッションによる歪みの量を変化させます。
-
結果としてフィーリングが改善され、パンチのあるダイナミックアタックを実現しました。
カソードフォロワーはアンプブロックのCOMPパラメーターによってコントロールされており、 COMPの設定値を高くする事で、サスティーンのある歪んだ音色が発生します。
アンプ・ブロックにPICK ATTACKパラメーターを追加しました。
-
このパラメーターは、ピッキングのアタックの強弱をコントロールします。
マイナス値にするにつれピックアタックは減少し、プラス値にするにつれ強調されます。
アンプブロックにBOOSTパラメーターの追加。
(外部コントローラーでリモートコントロールすることができます。)
アンプブロックPREページのMID、TREB、COMPノブの下にそれぞれFAT、BRT、SATスイッチを追加しました。
SAT: サチュレーションのON/OFFを切り替えます。
トーンマッチブロックの初期設定値でResolutionモードがHigh、リファレンスソースがインプット2になりました。
コンプレッサーブロックのタイプにペダル2を追加しました。
ペダル1とは異なるより滑らかなアルゴリズムを使用しています。
ディレイブロックのMono Delayモード時にright post delayパラメーターが追加されました。
0〜100msの間で設定し、エフェクトの幅を出したい時などに使用します。
アンプモデルの追加
- Suhr Badger30を追加。
- Splawn Quickrodをモデルにした”Spawn Q-Rod 1st”、”Spawn Q-Rod 2nd”、”Spawn Q-Rod 3rd”を追加。
- Marshall Silver Jubileeをモデルにした “Brit Silver”を追加。
- KT-88仕様のSplawn Nitroをモデルにした “Spawn Nitrous”を追加
- ゲインが高く、ダイナミックでオープンなブリティッシュサウンドをモデルとした “FAS Crunch”追加。
- Two Rock Jet 35をモデルにした “Two Stone J-35″追加。
- Fuchs ODS-50をモデルにした “Fox ODS”追加。
- BadCat Hot Cat 30Rをモデルにした “Hot Kitty”を追加。
- 1968 Fender Band-Masterをモデルにした “Band-Commander”を追加。
- 1964 Fender Super Reverbをモデルにした “Super Verb”を追加。
- Fender Vibro-Kingをモデルにした “Vibrato-King”を追加。
- Gibson GA17RVT “Scout” をモデルにした “Gibtone Scout”を追加。
以下のバグの修正。
- アンプタイプ”Wrecker 1″の設定値が正しく設定されないバグを改善しました。
- プリセットの切り替え時間とディスプレイのタイムラグを改良しました。
- Spawn Fastrod modelの不正確なバイアス値を改善しました。
- ボコーダーブロックのCertainパラメーターにアクセス出来ないバグを改善しました。
- ロータリーブロックの LF/HF Mic Spacingパラメーターが誤った設定になるバグを改善しました。
- 別のプリセットからエフェクトをコピーする時、モディファイアーがコピーされないバグを改善しました。
バージョン : 8.01 アップデート内容
- ver.8のモデリングサウンドとver.7のモデリングサウンドを選択できるMODELING VERSIONパラメーターをグローバルメニューに追加しました。
このパラメーターのver.8とver.7の違いはフェイズインバーターモデリングのみで、違いとしてはごく僅かなものです。(デフォルトはver.8に設定されています。)
- フェイズインバーターモデリングを改良しました。
アンプブロックのMSTR(マスターボリューム)パラメーターを高い値に設定し、フェイズインバーターをハードにドライブさせることで効果を得ることができます。
- よりリアルなプレゼンスコントロールをモデリングしました。
アンプ・ブロックのプレゼンス・コントロールは今までのファームウェアバージョンよりもリアルなアンプサウンドをクリエイトします。Note:このアップデートによりファームウェアver.8.00以前のバージョンで作成されたプリセットはプレゼンスフリケンシーパラメーターの値が1.0にリセットされます。
Pres、Depthパラメーターを初期設定値から変更した場合は周波数が中心に固定された、プレゼンス回路として作用します。
- トーンマッチブロックにRESOLUTIONパラメーターを追加しました。
RESOLUTIONパラメーターをHIGHに設定すると、リファレンス/ローカルシグナルの解析やトーンマッチングでのプロセッシングに2つのCPUを使用し、高解像度のマッチングデータを作成します。
※初期のファームウェアで作成されたデータは高解像度で保存されており、プリセット内容は影響されません。
- トーンマッチング機能を改善し、より解像度の高いリアルなサウンドの描写が行えます。
- 今までLAYOUT画面のみ表示されていたトーンマッチブロックのReference Solo使用時のメッセージが、RECALLやGLOBALなどのすべてのメニューページで表示されるようになりました。
- ピッチシフターブロックのピッチ検知システムを改善し、コード入力時でもより安定したピッチ解析が行えます。
ピッチブロックのピッチ・ソースを”GLOBAL”、”LOCAL”の2タイプに変更しました。
どちらのタイプも検知性能は同じで、GLOBALはAxe-Fx IIのメインインプット、LOCALはピッチブロックのインプットでそれぞれピッチを検知します。
- ピッチブロックのレイテンシーを改善しました。
- プリセットでのCPUの使用率を修正しました。
アンプモデルの追加
- Supro 1964Tをモデルにした”Super Trem”を追加しました。
- CameronのAtomicaをモデルにした”Atomica Low”と”Atomica High”を追加しました。
- Fender 5E3 Deluxeをモデルにした”Deluxe Tweed”を追加しました。
- アンプモデル”Solo 88 Rhythm”のブライトスイッチをデフォルトでアクティブに変更しました。
- アンプモデル”Suhr Weasel”の名称を”Suhr Badger18″へ変更しました。
- ボリュームブロックのVolume Taperパラメーターに20Aと5Aを追加され、より細かなボリュームカーブを選択できるようになりました。
- チューナーの精度がさらに向上しました。
以下のバグの修正。
- アンプ・タイプを59 Bassguyにセットしているプリセットで電源を入れた際に音が出なくなるバグを修正しました。
- 古いファームウェアで作成したプリセットにおいてYパラメーターのプレゼンスフリケンシーパラメーターがリセットされなかったバグを修正しました。
- ある状況の下でトーンマッチブロックがロードされなかったバグを修正しました。
- デュアルディレイのLevel Lパラメーターが設定と異なるパラメーター値に変更されてしまうバグを修正しました。
- 長時間入力がない場合に、チューナーのボールが動かなくなるバグを修正しました。
- リバーブブロックのHallタイプが正しくセットされなかったバグを修正しました。
- ドライブブロックのバイパス/アクティブを切り替える際のポッピングノイズを修正しました。
- 古いプリセットにおいて不正確にセットされているアンプブロックのダイナミクス・パラメーターを修正しました。
- アンプブロックのEQリセット時にEnterボタンを押してもEdited LEDが点灯しないバグを修正しました。
バージョン : 7.00 アップデート内容
- ピッキングの強弱にサウンドがどのように反応するか(ダイナミックス)はアンプにとって重要な要素です。
ver.7.00では、アンプモデリングのダイナミクスを新たに見直すとともに、ダイナミクスをコントロールするコンプレッションパラメーターを追加することによって、よりリアルなアンプサウンドを再現します。追加パラメーター
COMP – コンプレッションの量を調整します。
PREAMP DYN TIME – ダイナミクスの時定数を設定します。
PREAMP BIAS – 3極真空管のバイアスポイントを設定します。
- Ampブロックの”DYNAMICS”パラメーターは、マイナス値への可変が可能になりました。
マイナス値はダイナミックレンジを拡張し、プラス値はダイナミックレンジを縮小します。過度な値を設定した場合、わずかに歪みが発生することがあります。プリアンプモデリングを改良。よりオープンでクリアなトーンを得られます。新しいモデリングをより正確にするために、アンプモデルのゲインを微調整しました。
アンプモデルの追加
- Diezel Herbert をモデルにした”Herbie”を追加しました。
- Diezel VH4 をモデルにした”Dizzyを追加しました。
- Friedman Dirty Shirley アンプモデルを追加しました。
- Divided by 13 CJ11をモデルにした”Division13 CJ”を追加しました。
- Soldano X99のクランチチャンネルをモデルにした”Solo88 Rhythm”を追加しました。
- Suhr Badgerをモデルにした”Sure Weasel”を追加しました。
- Splawn Quickrodをモデルにした”Spawn Fastrod”を追加しました。
- Fender AA964 Princetonをモデルにした”Prince Tone 2″を追加しました。
- Marshall AFD100をモデルにした”Brit 800 mod”を”Brit Super”に変更しました。
- 新しいモデリングをより正確にするために、アンプモデルのゲインを微調整しました。
- キャビネットモデルの追加
ミキシング&マスタリングスタジオ“Kalthallen”のIR(インパルスレスポンス) コレクションから以下の6つのキャビネットを追加しました。4×12 V30 #1
4×12 V30 #2
4×12 V30 #3
4×12 V30 #4
4×12 G12T75 #1
4×12 G12T75 #2
- Driveブロックに”Sample Rate Reduction”パラメーターを追加。
これは創造的なエフェクトに使用できる意図的な歪みです。
エフェクターモデルの追加
- DriveモデルにXotic RC Boostをベースにした”Esoteric RCB”を追加しました。
- DriveモデルにHermida Zendriveをベースにした”Zen Master”を追加しました。
- ReverbブロックのTypeは新しいアルゴリズムに作り変えられ、”LF TIME”と”LF XOVER”の2つの新しいパラメーターを追加しました。
“LF TIME”は中音域のディケイタイムを設定し、”LF XOVER”は低音域のディケイを交差させるポイントをコントロールします。これらのコントロールは、より自然なリバーブシミュレーションを可能にします。最も良い効果を得るために、現在選択しているリバーブをリセットし、新しいタイプを再設定することをお奨めします。
- ChorusブロックのTypeに「Vintage Tape」を追加。
このタイプはコーラスエフェクトのベースとしてDelayブロックで使用されるテープ ディレイのアルゴリズムを使用します。
このタイプをsumで使用した時は、ステレオ出力はキャンセルされ、モノラルでの出力になります。
- Phaserブロックにトーンコントロールを追加。
- Delayブロック RATIOパラメーターの追加。
これにより、Ping Pongモード時に、左右のタイムの比率を変更できます。
- Tone MatchブロックにREF SOLOパラメーターを追加。
“ON”に設定すると、リファレンスシグナルのみの出力とリファレンスシグナルとローカルシグナルの同時出力を選択します。外部コントローラー(フットスイッチ)での切り換えも可能です。
Note : Ref Soloがアクティブのときは、Layoutメニューに”TMA – REF SOLO’ D”とメッセージが表示されます。
- UtilityのPresetメニューにSTRIP ALL GLOBAL DATAを追加。
この機能はpreset上のGlobal Blockの設定を一括で全て解除します。Global Blockを使用したプリセットをダウンロードした時などに有効です。STRIP ALL GLOBAL DATAを行なっても、プリセットのパラメーターや音質に変化はありません。
- Global Blockの設定がRecall画面に表示されるようになりました。
Global Blockをセットしたプリセットは、Recall画面のプリセットネームの上にメッセージが表示されます。Enterを押すことによって、Global Blockのすべてのリンクを解除できます。
- プリセットやIRデータのネーム入力時に使用するX、YボタンとA、B、C、Dノブの機能を、以下のように変更しました。X : スペースを挿入します。
Y : 一コマづつ削除します。
A : 大文字を選択します。
B : 小文字を選択します。
C : 数字を選択します。
D : カーソルを動かします。
< > : カーソルを動かします。
Value : すべての文字、数字と記号を選択します 。
- RecallのエフェクトメニューからTone Matchデータを正しくコピーできなかったバグを修正しました。
バージョン : 6.02 アップデート内容
- アンプブロックの”Triode Hardness”パラメーターを改善しました。
6.02ファームウェア以降のアンプサウンドは、初期設定の0.0.でクリエイトされています。
6.00ファームウェアのサウンドにするにはこのパラメータを5.0.に設定して下さい。
- Modifiersのメニューに”Scale”と”Offset”パラメータが追加されました。
Scale:ゲインを調整し、モディファイヤーのカーブを変化させます。
Offset:はカーブ全体を上下にシフトします。
- その他、不具合箇所の修正。
バージョン : 6.01 アップデート内容
-
- アンプブロック “Transformer Match “の内部設定を低くしました。
それにより、コンプレッション感の少ない、よりオープンなサウンドが得られます。 6.00ファームウェアのコンプレッション感のあるサウンドがお好みの場合は、 “Transformer Match ” を1.1.に設定して下さい。
- アンプタイプにEVH5150 IIIを基本にした、5153 Blue、5153 Green、5153 Redを追加しました。
- “Tone Match”ブロックのリファレンサウンド用インプットにフィルター回路を追加しました。
これにより、トーンマッチングのプロセスで発生する高音域のエラーを最小限に抑えます。
- アンプブロックの”Grid Modeling”スイッチが、プリアンプを含む全ての真空管のグリッド モデリングをOFFにする様、変更しました。
- アンプタイプ Mr.Z 38、 PVH 6160のサウンドをよりリアルに改善しました。
- “Low Frequency (LF) Mic Spacing”パラメータがロータリーブロックに追加されました。
初期設定は0で、ロータリードラムにセットされた,モノラルマイクをシミュレートしています。
- “Drive”パラメータがロータリーブロックに追加されました。
パワーアンプセクションでのオーバーロードを設定します。 また、HFモデリングも改善されました。
- エンハンサーブロックに “Classic”、”Modern”モードが追加されました。
ハース効果(*)を創りだす、ディレイ・プロセッサーをシミュレートします。
- Lovepedal Eternity をモチーフにした、 “Eternal Love”をDriveブロックに追加しました。
- Xotic AC Boost をモチーフにした、 “Esoteric ACB”をDriveブロックに追加しました。
- “Emphasis”パラメータをCompressorブロックのPedalモードに追加しました。
Pedal ModeはSidechainがありませんが、このパラメータはコンプレッションする前に高音域を強調する効果があります。
- チューナーの安定性が向上しました。
- Axe-Editが個々のパラメータを初期値にセットする様になりました。
- フェイザータイプのBlock 90で発生していたTAPテンポが誤って設定される問題を解決しました。
- その他、不具合箇所の修正。
(*)ハース効果
違う方向から全く同じ音が聞こえ、その片方がディレイしている場合、先に耳に届く音(先行音)の方向からの1つの音に聞こえ、1mS程度のディレイであれば先行音のレベルの上昇と音のひろがりを感じるようになる。 という効果。
バージョン : 6.00 アップデート内容
-
- パワーアンプモデリングをさらに見直した上、ターゲットとなるアンプの特性をさらに追求した事により、全てのアンプモデルはターゲット アンプに対してよりリアルな音質に改善されました。また、ドライブのボリュームカーブと、トーン回路をよりリアルに改善しました。
各コントロールノブは可能な限り、実際のアンプと同じ動作をしますが、プログラミングの制約や実際のアンプの特性 (ボリュームポットの誤差等を含む) などによりノブのポジションに相違が生じる場合もあります。マスターボリュームのカーブはアンプタイプが変更された際の急激な音量変化を防ぐため、同じカーブに統一されています。プレゼンス回路の特性により、プレゼンスパラメーターのカーブはアンプモデルと実際のアンプで特有の誤差を生じますが、ドライブ、トレブル、ミッド、ベースのノブは実際のアンプと10%以下の誤差で動作します。
- 理想のアンプサウンドをAxe-Fx IIに取り込む新機能Tone Matchを追加しました。
ギターのサウンドトラックや、実際のアンプとスピーカーのコンビネーションからなるサウンドをTMAブロックが解析、Axe-Fx IIのサウンドをTone Matchします。
- アンプモデルの追加。
Rectroモデルは Recto Org Vntg、Recto Org Mdrn、Recto Red Vntg 、Recto Red Mdrn の4モデルに変更されました。 これらはDual Rectifier後期モデルの各4つのチャンネルをターゲットにしています。Brit JVMが、 Brit JVM OD1と Brit JVM OD2に変更。
USA Lead 1+ 、USA Lead 2+ が追加。されました。 USA Lead 1 、USA Lead 2の中域をブーストしたモデルです。18Wマーシャルをモデルとしたブティックアンプ、Blankship Leedsモデルを追加しました。
- FATスイッチ (中帯域ブースト)の追加。
MIDノブを選択してEnterを押すと<FAT>と表示され、ONになったことを示します。
周波数特性の中心周波数帯をブーストし、結果としてサウンドを豊かにします。
- キャビネットブロックにマルチマイクによるコム・フィルター効果を得るディレイパラメーターを追加しました。
- OUTPUT1にメトロノーム オプションが追加されました。
TempoメニューからMetronome (メトロノームのON/OFF)、Metro Level (Metronomeの音量)にアクセスできます。
- チューナーミュートオプションにINPUTミュートが追加。 チューナー切替時にもディレイやリバーブの残響音をキープします。
- IRキャプチャーユーティリティを改善し、Fx Loop blockがレイアウトされていてもキャプチャー操作が可能になりました。
- Axe-Fx II TotalSync機能の追加。
Axe-Fx II <> Axe-Edit <> MFC-101のいずれかで行ったプリセットチェンジが常にリンクします。
(注) Axe-Editの最新バージョン ver.1.0.299に以下の不具合が発生しています。
(不具合内容) Axe-Edit ver.1.0.299 とAxe-Fx IIを接続した状態でAxe-Fx IIのプリセットチェンジを行うと出力音が断片的に途切れる。
(対策) : Axe-EditのTotalSync機能はOFF ( MIDI Setting → Follow Axe-Fx II Program Change in Axe-Fx Mode のチェックを外した状態) でご使用下さい。
-
- Looperブロック新機能の追加
UNDO : STACKで録音した最後のオーバーダビングをクリアします。
-
-
HALF : 再生速度を半速にします。 録音時にこのパラメーターをONにし、再生時にOFFにする事で、倍速再生が行えます。 (再生周波数は、半速再生時=1オクターブダウン、倍速再生時=1オクターブアップです。)
MODE :
ルーパーのモードを設定します。
MONO :
最長録音時間 60秒 モノラル UNDO機能無し
STEREO :
最長録音時間 60秒 ステレオ UNDO機能無し
MONO UNDO :
最長録音時間 30秒 モノラル UNDO機能有り
STEREO UNDO :
最長録音時間 15秒 ステレオ UNDO機能有り
QUANT :
ループの長さを自動的にテンポにマッチさせます
THRSH :
入力信号を感知して録音が自動的にスタートする機能です
THRSH LEVEL :
入力信号を感知するレベルを設定します
高い数値でより大きな入力信号で反応する様になります
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- Synthブロックの発音数が2ボイスから3ボイスに増加。
- Quick Controlノブがプリセットとユーザーキャビネットのネーミングに対応しました。ノブAはアルファベットの大文字を、ノブBは小文字を、ノブCは数字を、ノブDはカーソルを動かします。
- その他、不具合箇所を修正しました。
バージョン : 5.07 アップデート内容
- ディレイブロックのDual Delay モードで発生するTIME R パラメーターの不具合を解決しました。
- ボリューム/パンブロックのPAN L、PAN R パラメーターにモディファイヤーの設定が可能となりました。
バージョン : 5.06 アップデート内容
- “RUN”パラメーターをモディファイヤーでストップした際、LFO の位相が0°になるように変更しました。リモートバイパス/ミュート機能を追加し、Axe-Edit がプリセット同期で各モジュールのON/OFF を行えるようになりました。
- キャビネットブロック”4×12 V30 ULTRA”の表記を”4×12 30W ULTRA”へ変更しました。
バージョン : 5.05 アップデート内容
- プリセットをAxe-Edit と同期させた際に誤ったバンク情報が送られる不具合を解決しました。
- ノイズゲートブロックのバイパスモードをMUTE にセットした際においても、バイパス時にミュートされない不具合を解決しました。
- クアッドコーラスブロック バイパスモードのMUTE INPUT モードを廃止しました。
- キャビネットブロック”4×12 METAL”を、 Axe-Fx オリジナルの”4×12 V30 ULTRA”に置き換えました。
バージョン : 5.04b アップデート内容
- パワーチューブのモデリング方式を改善し、真空管を激しくドライブしたサウンドがスムーズになりました。
- キャビネットブロックに “Air Frequency” パラメーターが追加されました。ファームウェア アップデートの際に一部のパラメーターが失われる不具合に対処しました。
バージョン : 5.03 アップデート内容
- 特定のエフェクターを組み合わせた際にディスプレイ上に発生する、視覚的な問題を修正しました。
- ファームウェア アップデート中のMIDI THRU、USB アダプターモードが無効になりました。
バージョン : 5.02 アップデート内容
- Carvin Legacy I を基本としたアンプモデル、”CALI LEGGY” を追加しました。
バージョン : 5.01 アップデート内容
- ノイズフィルターに発生するバグを修正しました。
- ディレイブロックに発生するテンポの不具合を修正しました。
バージョン : 5.00 アップデート内容
-
- コンプレッサーブロックのサイドチェーンに “Block Left” 、”Block Right” を追加しました。
- アンプブロックの”GRID MODELING”が改善されました。 新しいモデリングは真空管グリッドの伝導性を正確に模写し、バイアスの変動に対する音質の変化をリアルにしたことで、よりダイナミックで厚い、弾力性のあるサウンドに進化しました。
- アンプブロックに “DYN”タブが追加され、アンプのダイナミクス調整が追加されました。
ダイナミクスのパラメーターはアンプのダイナミクスに関連するパワーアンプ、パワーサプライ、高出力時のスピーカー動作をコントロールします。 “Dynamics Time”はダイナミクスを生み出す工程の時定数をコントロールします。
- アンプブロックの”HF RESONANCE”, “HF RES FREQ”, “HF RES Q”パラメーターを”HI FREQ”に統合しました。
初期設定の数値はスピーカーのボイスコイルが持つインダクタンスに伴いインピーダンスが変化するコーナーフリケンシーに設定されています。
実際のインピーダンスはトランスと真空管のパラメーターによって算出されます。 一般的なスピーカーに対するコーナーフリケンシーは1KHz〜2KHz で、その特性はアンプモデルによって異なりますが、Axe-Fx II では任意に設定が可能です。
- キャビネットブロックにMotor Drive パラメーターが追加されました。
このパラメーターはスピーカーをハイパワーで駆動した時のサウンドをシミュレートし、アンプのドライブレベルと関連してサウンドの明瞭度をコントロールします。
エンハンサーブロックが修正されました。 新しいエンハンサーはマルチバンド方式の採用で、よりナチュラルな効果が得られます。 効果音はモノラルにした際に発生する位相の問題を無くしたノン-コンパーチブル方式で、ワイドなステレオ、ステレオのようなモノラルサウンドが得られます。 ローカット、ハイカットパラメーターは各帯域での位相干渉をコントロールします。
注意 : 位相を操作するエフェクトをステレオモードの片側出力で使用している場合、エンハンサーの使用は推奨しません。
- ノイズゲートを修正しました。新しいノイズゲートは従来の方式とは別に、ダイナミック フィルタリングを採用しました。
- 殆どすべてのアンプモデルを、新しいアルゴリズムを基本とした方式に修正しました。
- ゲートバイパス モードのバグを修正しました。
- MIDI IN に大量の情報が入力された際にMIDI THRU の情報が失われる問題を修正しました。
バージョン : 4.01 アップデート内容
- ドライブブロックの”Treb Booster” の名称を”Treble Booster”に修正しました。
バージョン : 4.00 アップデート内容
- ファクトリープリセットを改定しました。
ファームウェアをバージョンアップする際に新しいファクトリープリセットに書き変えられます。
- パワーアンプ モデリングを改善し、マスターボリュームの可変範囲を広げました。
音色のざらつき感を低減すると共に、より開放的に変化しています。
- アンプブロックに”Grid Modeling”パラメーターが追加されました。
このパラメーターをOFFにするとパワーアンプのグリッド・モデリングがバイパスされ、本来備わっている不適切な歪みが減少されます。
- アンプモデルに”FAS 6160″が追加されました。
PVH 6160 を元としていますが、より開放的で発泡感を抑えたサウンドとなっています。 また、仮想のチョークトランスはオリジナルの電源回路と同じ抵抗器に変更され躍動感が増しています。
- ディレイとマルチディレイのブロックに”Tape Echo”アルゴリズムを追加しました。
このアルゴリズムはテープスピードの変化によって起こるモジュレーションをシミュレートしています。
- フランジャーブロックに”DRY DELAY SHIFT”パラメーターが追加されました。
このパラメーターは2台のテープレコーダーを使用する事で得られるTHROUGH ZEROフランジャー効果をシミュレートするTHROUGH ZEROパラメーターをONにした時に効果があります。
- ピッチシフターブロックの”AD Wahmmy”において、”Start”及び”Stop”パラメーターがモディファイヤーに対応しました。
- ドライブブロック”Octave Distortion”の出力レベルを増加しました。
- MIDIアダプターモードがオンの場合、MIDIボイスメッセージをサポートします。
これにより、フットコントローラーだけで無く、キーボードやその他のMIDI機器でMIDIポートの使用が可能になりました。