VALVULATOR Iは、Fryette Amplification社の前身であるVHT社から2000年に発表された真空管バッファーアンプです。ギターピッアップに代表されるハイ・インピーダンスの信号ラインは、電磁波等外来ノイズの影響を受けやすい他､ケーブルを長く引き回した際の音質劣化､トゥルーバイパス回路をON/OFFした際のスイッチングノイズが発生しやすいといった性質を有しています。近年諸メーカーより発売されたバッファーアンプの多くは、主にインピーダンス変換用途に特化した製品ですが、VALVULATOR I はハイ・インピーダンスをロー・インピーダンスに変換するバッファー回路に真空管を導入することで、オペアンプやFETを使用したソリッドステート バッファーでは成し得ないワイドなダイナミックレンジ、自然でスムーズなコンプレッション感等､サウンドシステムやアンプシミュレーターのサウンドニュアンスに透明感や温もりと言ったチューブエッセンスを注入します｡
また、信号ラインに接続された複数のペダル･エフェクトに1つのパワーサプライで電源供給することで発生するグラウンドループによるノイズを防ぐ完全独立の電源出力を4系統 (DC12V x 1 ､ DC9V x 3)装備､ペダルボード･システムの中核として機能します。
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SPECIFICATIONS
| Input Impedance : | 1 Mohm |
| Output Impedance : | 600 ohm |
| Gain : | Unity Gain at -20dB Nominal |
| Tube Complement : | 12AX7WB Sovtek (Russia Selected) |
| Power Supply Specifications : | 3 X 9.5VDC @ 80mA per output , 1 X 12VDC @ 150mA |
| Power requirement : | AC100V,15W, 50/60HZ |
