VP4のディスプレイに “BYPASS” と表記されることがあります。
赤地に白文字で表示される”BYPSS”はVP4のデジタル回路を経由せず、INPUTとOUTPUTがバッファー回路のみを経由して直結された状態を示します。
この表示は、例えば”4CMモードの

セットアップメニューのGlobal Settingページにある “Automatic VP4 BypassをONにすると、4つのエフェクトブロックが全てOFFの状態ではデジタル回路(A/D、D/Iなど)をスルーしたアナログバイパスになります。コンティニュアス・コントロールによるINPUT、OUTPUTのボリュームコントロール、TUNERモードでのバイパスは使用できませんが、アナログに拘る人に向けて用意された機能です。
とはいえ、VP4のAD/DAを経由した“Automatic VP4 Bypass”のOFF時と、アナログバイパスのON時を比較すると、プリセットの音量レベルによる音量差はありますが音質の差は殆ど無いといっても良いでしょう。
原音を損なわないFractal Audio Systemsの拘りは、”デジタルっぽい..とか、レーテンシーが…”と言った意見を既に過去のものに追いやりました。